SN両方もつ周平さんと杉下の愛の物語、いいですねぇ~!2人の愛が芽生えたのは、直接対面した唯一の場面…周平さんの葬儀の時ですかね( ̄▽ ̄;では本題(笑)早苗は過去ですがドレッサーは今現在の問題‥早苗に感じている罪悪感は過去に起因するものだが、現在も早苗に会う事を拒み続けている罪が罪悪感になっている、これが現在の問題ですかね?なんだろう‥うっすら思ってたんですけど成瀬に対する罪悪感(自分の放火の代理行為に対して)は、奨学金の申請書と嘘のアリバイ証言が償いになっている。そして究極の愛、野望の実現で罪を精算した。よって希美の中で、成瀬への罪悪感の精算はひと段落している?しかし、早苗に対しては精算が済んでいない?よって、ドレッサー事件で復活したのは早苗に対する罪悪感のみ、成瀬への罪悪感とはリンクせず、ゴンドラで成瀬との再会を肯定したままになっている。すると、西崎の不倫暴露で刺激された希美の感情は何でしょう?西崎への愛の自覚だとしたら、究極の愛から成瀬が外れた、その外れた部分に西崎が入った?そして成瀬との再会後、その愛のために成瀬を利用することにした?
ひまわりさん、しのぶさんドレッサー事件で『究極の愛』が立ち上がったにも関わらず、それが成瀬に対して働かなかった理由にが解りました!杉下の『究極の愛』の感情変換因子の中に実はある条件が存在したんです。『成瀬に遭うのは成瀬の利益にならない』『成瀬に遭わない、遠ざける』この二つの因子にある条件があったんです。それは時間に関する条件です。つまり『(今は)成瀬に遭うのは成瀬の利益にならない』『(熱りが冷めるまで暫くは)成瀬に遭わない、遠ざける』これが島を出るまでの杉下の感情。そしてそれが長期化する中で(熱りが冷めるまで暫くは)が(『野望』が実現するまで)にいつの間にか、すり替わったんです。だからゴンドラ後はシステムが呼び出されたにも関わらず、『成瀬にあってはいけない』という抑制が働いていないんですね。そしてこれは杉下自身も気付いていなかったのでしょう。もし自分で気づいていたなら、ゴンドラの後自ら成瀬と接触を取ろうとした筈です。でも自らは動いていない。だからこの心理は杉下自身も知らない深層下の心理なんですね。あろの課題は、成瀬なしに起動した『究極の愛』がどう西崎に行くか、ですね。
motoさんえ?時間?それは確かにそうかも…?ん?でもそれでは「誰にも頼らん」はどこへ…?えっと~、確認なんですが、熱り(ほとぼりと読むんですよね?)が冷めるまで、というのは捜査機関が成瀬慎司を放火犯として、希美との関係性も含めて追うのをやめる(諦める)まで、ということでしょうか?だとすればそれはそうかもしれませんね。そして成瀬に寄り添う(あるいは頼る?)ことを自分に許した、ということでしょうか?ただ気がかりなのはドレッサーの夜の希美の心理です。このシーンでは布団に寝そべっている、ということで、4話のドレッサーを背にした母親からの電話のシーンと対になっていると思うんです。相違点はチケットを見るか見ないか、なのですが、ここで所謂成瀬派(成瀬ファン?)はチケットを見ない=成瀬が心にいないのか、と肝を冷やしたと思うんです(かくゆう私もその一人)。motoさんの「攻め」という言葉を受けて考えてみたのは、希美はいつの間にか「受け身」になっていたのではないかと。ゴンドラで野望ノートに記載された野望と「上に行く!」は実現された。その時上昇志向も消えた。ところがドレッサーが送られ母に対する罪悪感が喚起された、ということは希美にとって孤独だった一番つらい日々が蘇ることになると思うんです。このドレッサーシーンに希美の孤独感が最も表れていたような気がしているんです。上昇志向の消えた希美には「攻め」の一手がない、それゆえある意味さざなみ以前の希美に戻ってしまった?、さざなみ以降のつらい記憶をあえて表層意識から消してしまったのではないかと。究極の愛が精神保護システムだとすれば、それをあえて忘れる、手放すこともことも精神保護のためではないかと思うのですが。実はこの「受け身」姿勢もゴンドラの経験からすでに希美には培われていて、ドレッサーでついにさざなみ以降の記憶を表層下、あるいは深層の表面あたりまで消してしまったのではないかと。それ故「誰にも頼らん」まで消えてしまったのではないのかな~。そしてそのことと、上でmotoさんが書かれていた時間の感覚が微妙に重なり「成瀬にあってはならない」が表層意識では消えていた?のではないのかな、と思い始めています。以前書き込んだ成瀬との再開シーンに西崎のシーンが挟まる、このことで、思いっきりややこしくなるんですが、成瀬に対する感情は西崎の不倫告白を抜きにして考えてみないとちょっと整理がつかないような気がしています。ひまわりさんへひまわりさんはmotoさんないし私とは逆アプローチから物語を追っかけて行こうという立場なのですよね?にもかかわらず、motoさんサイドの方面も考えてくれている、何か頭が下がる思いです。島編ないし究極の愛は、ここからすでに始まりなのだろうか?、いや実は一つのきっかけにすぎないのではないか?ここも私には謎の一つなのです。すべて解明したい、ですよね?演出意図から見えるもの、もそうですね。ひまわりさんとmotoさんのやりとりをみていて、私がこのドラマに嵌った理由がようやくわかってきました。人間の心理が最もミステリアスである、という部分、もともとミステリー系が好きなのでこの壮大な謎解きはど嵌りしてしまうところです。
えっと、ひまわりさんドレッサーが今現在の問題、というのは早苗の事については記憶の中の問題になりますが、ドレッサー及び奈央子は現在進行形で現前として存在している、という意味です。ただ、この表現は思いつきも多分に含まれるんで、まだ明確に切り分けできているわけでは無いです。成瀬に対する罪意識は、現在でも抱えている、ととっています。成瀬に対する罪意識が『究極の愛』の起動条件です。究極の愛が西崎に対して働いたプロセスはもう一段考えないと、と思ってます。ただ今現在のでは、ドレッサーが早苗に対する罪意識を刺激→同じく成瀬に対する罪意識刺激→究極の愛起動するもゴンドラにより究極の愛自体は成瀬に対する心理変化は起こさず空回り状態で立ち上がり→何らかの原因で成瀬に結びついた。こんな感じかな?しのぶさん、そやね。究極の愛が時間条件を伴っているとすると、『成瀬に頼れない』がどこかで解消しないといけないですね。これは起源が微妙に異なりますからね。そして実際その後の杉下は成瀬を頼っている(作戦の成立自体が成瀬に依存)形ですからね。奈央子に就職の事で野口に相談した?と聞かれて、ダメな時には、と言った発言があるから、やっぱりゴンドラかなぁ。頼れん!がゴンドラでどう解消するのかはもう一度考える必要が有りそうですね。
しのぶさんはい、逆アプローチなんですよね(笑)motoさんやしのぶさんのアプローチから考察することで、自分の考えの矛盾点だったり、裏付けだったりが発見できますので、とても面白いです。ただ、本来の自説と違うので、論点がずれてたり理解不十分な点が多々ありますが、ご迷惑かもしれませんがよろしくお願いします。私は成瀬との野望が誓約になったとは思っていません。ですが、究極の愛について、『成瀬への罪悪感から究極の愛が生まれ、それが杉下の精神保護システムになっている』、というmotoさんの解釈、非常に共感できますし近い考えを持っています。すると、ゴンドラからN作戦2までの希美の心理変化は、ゴンドラ以前の野望、上昇志向、究極の愛の定義が一変する部分かもしれないので非常に興味がありますし、自分も丁寧に謎解きしたい部分です。motoさんの『全てが成瀬に還元される希美の半生』ほどではありませんが、私も成瀬が希美の人生に非常に大きな影響を与えた人であると思います。2人は直接会っていなくても、会話していなくても、相互に影響を与え合っているように思えます。なので、ゴンドラからN作戦2までは、希美サイドからだけでなく成瀬サイドから考えてみると、また新しい発見があるのでは…と思ったりして見返してるんですが。希美の野望が成瀬との誓約・呪縛になっている…これが成瀬サイドだと、希美から譲られた奨学金が希美との誓約・呪縛になっている。成瀬の詐欺で闇落ちしてからN作戦2までの過程、希美のドレッサーからN作戦2までの過程、2人は再会し2人とも放火事件前の関係に戻ろうと思った。時差はあるものの、この過程での2人の心理は対比されていて、それが結びついていたとしたら‥何か答え出てこないかな。出てきたら面白いですね。motoさん頼れん!がどうゴンドラで解消するか…安藤に「つかまってていい?」で解消したって解釈じゃいかんとですかね?(笑)あ、あとフラッシュバルブ記憶!私の中では整理できました。結論は、「ゴンドラのシーンに瞬きとシャッター音がないのは、希美にとってトラウマとなるシーンではないから」という収穫を得ました。よって、安藤派としてはこの「つかまってていい?」が希美の心理変化の非常に大事な要素になってくるんですよ~
ひまわりさんって本当に頭良いね、羨ましい。普通、自説を考えながら、それと趣旨を異にする、分断された意見の筋道を正確にトレースし直す、なんてそうそう出来ないですよ。感心するわ。ひまわりさんも自説を展開頂いて結構ですよ。ここは自分の世界を構築するのに、相互に刺激を与え合う場所だと思っていますので。安藤への『捕まってていい?』が『頼らん!』の解消、という意見は強ち外れてなさそうな気はする。でも多分にそれは何かがゴンドラの経験で解消した結果、というふうにとった方がよさそうに思えます。問題はそれが何か?なんですね〜フラッシュバルブ記憶は、えらい強引に持ってったね!でも今はそれでもいいかもしれませんよ。このドラマ、同じく場所を何度も評価し直さないといけない事が多いです。私もゴンドラについてはもう3回位考えいますからね。一先ずの解釈として先に進んで、また後日見直す日が必ずきますので。多分私は杉下の偽証受け入れに関してはもう五回位見直してると思いますよ(笑)
motoさん私は決して頭のいい人間の部類じゃないです。舞台を趣味でですけど、わりと長年夢中になってしていたので、芝居を分析するのが好きなだけです(笑)motoさんは哲学の分野から考察してる、私にはそれこそできない分野です。しのぶさん、motoさんしのぶさんが上で書いてましたが、ゴンドラで「上に行く!」が実現し上昇志向が消えた、ここは自分の考えと違う部分です。私はバルコニー演説からゴンドラ前までの上昇志向に変化が生じた、と思っています。バルコニー演説『一人で正々堂々と生きて行く。誰にも頼らん。欲しいものは全部自分で手に入れる。最後まであきらめず上目指す。』さざなみ事件『誰にも頼らん』が『成瀬にも頼らん』に変わった…ここは少し違うかな。バルコニー演説の内容に『成瀬には頼れん』が加わった、その方が近いかな。ゴンドラ『一人でどこまでやれるかやってみたい。それまでは誰にも頼らん。』無人島のお題で安藤と話した内容から引用しました。以下は私の推測。『欲しいものはなるべく自分で手に入れる。一人でできる限界までいったら、人に頼ってみるのもよいかも』よって、「上にいく!」と言うより、「一人でどこまでやれるかやってみたい」に変ったんじゃないかなあ。そういう意味では上昇志向は消えたのかな。上昇志向と言うよりも…チャレンジ精神かな。素の希美はそんな明るくて前向きな女性、なんだろうなと思います。あと、すみません。ちょっといろいろ見返してたら気になる場面が二つあってですね。みなさんはどう解釈されてるのか気になったので聞いていいですか?一つ目。「焼き鳥食べたい!」の後、成瀬の姿を見て希美が無心に追いかける場面あるじゃないですか?あそこは成瀬との再会を肯定していたんですかね?野望もまだ実現してないけど、「成瀬くん」って何回も読んでたし、成瀬が気づいたら会って話してたんでしょうかね。この時の希美の心理ってどうだったんだろう。純粋に父親が亡くなった成瀬くんを心配していたのかな。二つ目。現代の高野の訪問に希美がうろたえる場面。ここの希美の台詞「一瞬で蘇ってくる。波の音、海の匂い、憎しみ、軽蔑、無関心、混乱」、これもさざなみ炎上後の島時代のことを指しているんでしょうか。この台詞と共に回想シーンが出るんですけど、映像は海(成瀬)、父親(憎しみ)、ゆき(軽蔑)、友人・高野(無関心)、母親(混乱)なんですよね。これも最後の「あの火を見てたら…」と矛盾するような気がして。ドレッサーを見て蘇ってこないなら、高野を見ても蘇らないような…これは視聴者のミスリードを誘う演出なのでしょうか?以上、二つなんですけど。どうお考えですか?
ひまわりさん成瀬を追うシーンですが、ここは結構素直にとっていて成瀬を見かけた事が成瀬への感情を直接的に刺激して、頭で考えるより先に行動が出てる、それほど成瀬に対する恋しい気持ちが強い事の表れ、と理解しています。場所が東京、という事もあったかな。あと、高野が訪ねた際の動揺ですが、他と意味合いが異なると思います。高野は成瀬のさざなみへの関与を現代に暴こうとしている存在です。一方杉下が成瀬の暴露に対して話した感情は、そのさざなみ炎上を見て感じた事ですから、同じ土俵では語れないと思います。成瀬に語った独白は成瀬が救世主として自分にまとわりついていた関係性を焼き払ってくれた、そのおかげで自分の行動や価値観が変わった、という事を言っているのであって、それら三人に纏わる記憶であったりその際の感情自体が消えて無くなる訳では無いですから。一方高野の存在は、その救世主たる成瀬の存在そのもの、杉下が守りたいものそのものを脅かす存在ですから、鳴瀬及び成瀬に紐付いている全ての記憶と感情、それは三人に関する事も含めて呼び出される、というのは無理の無い表現だととっています。ですから成瀬が頭ですよね。上手く伝わってるかな?
ひまわりさん私もmotoさんとおなじくひまわりさんって、本当にすごいな、って思っているんです。実は「安藤説」も真剣に再考してみたいと思っていまして、というのは私には自説というものはあまりなくてですね、ある程度固まってきた論、をもとに自説のようなものがくっついてきたという感覚です。この際結構大事にしているのは、放送時、つまり初めて見た時の感覚と違和感、特に違和感については考察の基点になっているような気がします。気になる点についての質問については追って返答できるべく頑張ります。(motoさんがさらっと答えちゃうかも…)
motoさん しのぶさんお二人とも、ほぼ同じ時刻に(笑)お返事ありがとうございました。motoさんのお考え、すっきりしました。成瀬を追いかけるシーン、頭で考えるより先に行動が出る希美の習性ですね。同感です。高野との再会シーン、motoさんの「同じ土俵で語れない」、その通りだと思いました。放火で救ってくれた成瀬、その存在を脅かす存在の高野。炎上で消えたものと、高野を見て蘇ったものは別物。motoさんの成瀬と成瀬に結びつく全ての記憶・感情が蘇る、つまり放火をさせてしまった罪悪感も同時に刺激される、ということなんでしょうね。だから、回想シーンの冒頭も成瀬、その後の台詞も「一度ついた嘘はつきとおす」なんですよね、成瀬を守りたいから。‥とすると、ドレッサー事件の話に戻るんですけど島での再会、フェリーを降りたところでも高野と会いますよね。ここでも、希美は少し動揺しているように見える。それすら乗り越えるくらい、再会しても良いという心理変化があった。成瀬サイドは分かるんですけど、やっぱり希美サイドはここは難解ですね。
ひまわりさん、結婚式における埠頭での杉下の様子ですが、結構シンプルにとってます。確かに高野はさざなみ炎上を暴き得る立場ではあったけれど、そこまでの驚異では無いと思います。この段階でさざなみは実質迷宮入りですから。ただ杉下には偽証の精神的負い目がある事から、そそくさと高野の前から姿を隠した、という位でしょう。それと東京で再び会う心理ですが、この段階でさざなみからすでに四年が経過しており、実質迷宮入り状態でかつその後に二人が近しい関係性を持ったと言って、当時の関係性に関する証言が嘘である、といった論証は成立しませんから、そこはある意味たかをくくっていた、といっても良いと思います。だからスカイローズガーデンの事件さえ無ければ、二人が恋愛関係になり、それが知られても特段問題が発生する状況では無い、といって良いと思います。ここは杉下の心理変化というより、『究極の愛』の精神保護システムの空回りですね。もともとこのシステムは杉下の『成瀬が好きで堪らない』という感情と鳴瀬にあってはいけない、というジレンマから彼女の精神を守る為のシステムです。その変換因子に時間条件が存在し(野望が実現するまで)、その時間条件が偽となる状況(つまり野望が実現した)では変換条件を満たさず、変換作用が起きない。つまり成瀬に会いたい、という感情がストレートに出力されている、というイメージです。
こんばんは。(*´∀`)、motoさんがひまわりさんの質問にさらっと答えてしまいましたね~、出る幕無し、しょぼ~ん、嘘です。高野さん訪問時の回想シーンはさざなみ放火が出てこないところがまたミソなんでしょうね。成瀬が始まりでママが最後なんですね。そしてそこが起点、始まりなのだ、って感じでしょうか。さざなみの導火線であるお城放火未遂の動機の一つは「どうしたらお母さんは泣くのをやめてくれるん?」じゃなかったでしたっけ?母親へ気遣い(愛?)、泣けるなあ。希美の中で母親と成瀬が繋がっている、成瀬の中では父親と希美が繋がっている?、なんだかすごい因縁?な気が…さて、ゴンドラのシーン、希美は結構重要なことを言っているんですね。・「ちゃんと私の足元は世界の果てまで繋がっている…」 成瀬派の極解かな~、「ちゃんと私の足元は成瀬君の足元に繋がっている」チケットを見なくても大丈夫、成瀬との繋がりに確信を得た?・「つかまってて、いい?」 自分の目指す(来れる)頂点まで来た時、自分の足だけでは立っていられないことに気が付いた。・「こんなとこ、私一人では来られなかった。(ありがとう安藤)」 自分ひとりの力では上になど行けない。これらを繋ぎ合わせると、希美の足元が成瀬とつながっている、が極解としても、「自分の足元は遠く離れた人と繋がっている、人は人と支えあって生きているのだ。自分ひとりの力で立ってはいられない、生きてはいけない、一人で生きる、なんて自分には大それた考えだ、傲慢だったかもしれない。」希美はそんな風に思ったように感じます。以前は「受け身」と書きましたが、素の希美でいられる前向きな立ち位置に戻ってこれたような気がします。そして希美は無意識に「誰にも頼らん」を放棄しているような気がしますね。無意識の意識(気付き)が「成瀬に頼ってはいけない」を覆してしまったのではないでしょうか?そこから逆戻りのドレッサーシーンに行くような~。この先はまた考えてみます。(ちなみにこの時の経験からも、西崎はともかく、希美は安藤のチェーンに対して、わだかまりは持ったとしても、嫌う、恨むはなかったと思うけどな~、むしろ恨みきれない、安藤に対しても罪悪感のようなもの、持っていたと思います。⦅女性は愛されること自体に罪悪感を感じるのです。⦆)
しのぶさんへ、相変わらず『安藤嫌われた』説は受けが悪いな〜(笑)鳴瀬との繋がり、『成瀬にも頼らん』の払拭、成る程と思う処もあります。ただ『頼らん』に関しては十年後にも再発してますんで、ここはまだ詳細な検討が要りますね。
motoさんそうですね、実質迷宮入りの事件だから、ここでの高野との再会はさほど脅威でもないのか。納得です。そそくさと去って行ったのは、自分の偽証と言う罪の後ろめたさと言うより、成瀬と高野の「あれからどうしとった?」の会話に、自分がそこにいては会話しずらい場の雰囲気を感じ取った、そんな風に見えました。しのぶさん私もゴンドラで最も大切な台詞は「ちゃんと私の足元は世界の果てまで繋がっている」、そして「そう思うのって生きて行くエネルギーだよね」だと思います!ただ、「遠く離れた人と繋がっている、人は人と支えあって生きている」という考えを希美がゴンドラで芽生えたなら、ドレッサーで改めて母を呼び起こさくても良いような気が…。あの動揺の意味がまた変わってくるというか…私は・自分の足元が世界の果てまで繋がっている=生きて行くエネルギー (+)・自分の過去も自分と繋がっている=早苗への罪悪感 (-)・過去の心の傷が今の自分を作っている=西崎不倫への嫌悪 (-)ここまでの解釈、流れは以前書いたものと同じです。(+、-)は希美にとってプラスの感情か、マイナスの感情かってことなんですけど。この次にやってくるのが、見逃していた、就職内定なんですよね。ここでまた、偉大なおじいちゃんの心に残る言葉。「いい大人になるんだよ。(頭ポンポン)」・就職内定、春にはのばら荘を出る=良い大人になる (+)上に書いたマイナスの感情、早苗への罪悪感と西崎不倫への嫌悪感、これが「良い大人になる」に刺激を受けて希美に新しい考えが生まれた。就職内定=また一つ上の世界へ、良い大人になるために、その前に過去の罪、心の傷(主として男女の恋愛)と向き合ってみようか。そんな時、結婚式のメール「成瀬くんも来るって」のメッセージ。成瀬くんは過去とどう向き合い、どんな大人になろうとしているんだろう…そして再会後、主に大学を辞めた経緯、「それでも料理人になりたくて」という成瀬の強い願望、希美への謝罪などを聞く中で、希美なりに成瀬の過去との向きあい方、どんな大人になろうとしているかを感じ取ったんだと思います。さらに、昔からの成瀬くんらしさ、ここが変わっていないことにも安堵した。だから希美も、本来の自分の姿を大切にしつつ、母への罪悪感、男女の恋愛に対して前向きに向き合おうと思った。ゴンドラからN作戦2までは、一通り自分の中ではまとまったように思います。
こんにちは。今日は少し時間が取れるのでとりあえず気が付いたところとあと妄想にお付き合いいただきたく参上いたしました。motoさん、上に書いたコメントでは、書いた後、「成瀬に(誰にも)頼れん(頼らん)」についての決定打ではないかなとまだぐるぐるしています。さて、motoさんの時間論と併せ、さらにさざなみ放火事件が実質迷宮入り、希美はその事をいつどこで知ったのだろうと考えていたら意外なところに!以前書いた洋介の電話なのでは!?希美が電話を受けた時、洋介は島に帰ったと言った(島での情報を得た)。そして「成瀬の悪いうわさ」、ここから希美が連想し、最も恐れるのはさざなみ放火と成瀬が繋がってしまったのか!という一点のみだと思います。しかしそれはそうではなくて単純に大学に行っていないということだった。ここからさざなみ放火と成瀬は繋がっていない、実質未解決、ほぼ迷宮入りだと希美は思い、安堵したのだと思いました。(大学に行っていない=たわいもない個人的な噂が流れる=放火事件では成瀬を追っていない)この大きな安堵は「大学に行っていない」ことを心配するまでに及ばなかったのかな?(ほんの一瞬、「なんだ、そんなことか…」くらいに思えたのではないのかと思いました)ついでですが、この情報に関する描写は成瀬派と安藤派の大きな関心事であった「カニとケーキ」を連想させます。カニとケーキの冷蔵庫描写は安藤が作戦参加の3人が偶然出会ったわけではないことを知りえる情報、希美も安藤がその事(3人の偶然ではない関係性=偶然性の否定)を知ってしまったという情報を得た瞬間、この描写は心理描写ではなく情報に関する描写だったのか!と後にびっくりした覚えがあります。ひまわりさんもうまとまっちゃたのですか?もう少し待って~。そしてごめんなさい。成瀬派的妄想が止まらなくなってしましました。「ちゃんと私の足元は繋がっている」~からですが。・「ちゃんと私の足元は世界の果てまでつながっている」 世界の果て=最も遠いところ=今現在まで会っては行けない成瀬君の足元・「何もない狭い世界で生きなくていい」 何もない狭い≠成瀬君のいない淋しい=淋しい、でも成瀬君に呪縛された窮屈な妄想返還=「ちゃんと私の足元は遠くに行ってしまった成瀬君の足元に繋がっている。成瀬君のいない淋しさも、呪縛された窮屈な世界で生きなくていい。そう思えることで生きていける。」すみません書いているうちにまたぐるぐるしてきちゃいました。保留?かな?あとひまわりさん、そうですね、「人と人が支えあって」はちと強引でしたかね。それと例えば安藤に対する愛がこの時芽生えた、あるいは以前から育みつつあった感情が「愛」になった、としても成瀬に対する罪悪感、ならびに「成瀬に頼れん」がそこから生まれたとすれば、それがどこで解消されるのでしょう?少なからず表層意識上では、いったん解消され、また意識上ではっきりと浮かび上がるのがスカイローガーデン事件だと思います。私は深層心理においてはこの感情は残されていた、と思っているのですが、意識の上では消されている、それは希美の行動に表れていると思っています。そのあたりが知りたいのですが…。
しのぶさん成瀬派的妄想(笑)妄想大好きです(^▽^)私も安藤派と書いてますが、正しくは中間派?なんですかね。希美のN=成瀬→安藤→成瀬の構図です。だから、もちろん成瀬くんも好きです!しのぶさんの知りたいこと、確認させてもらっていいですか?ゴンドラ以降(安藤への愛が芽生えたとして)、成瀬への罪悪感、「成瀬に頼れん」がどこで解消されるか?ということでしょうか。あってますか?それとも、安藤に芽生えた愛、そこから成瀬への罪悪感、「成瀬に頼れん」が生まれた…つまり、安藤に芽生えた愛は、成瀬への罪悪感を刺激するってことですかね?別の人を愛することを許さない自分が、自分の中にいるみたいな感覚ですかね?その感覚をどう解消するかということ?ごめんなさい、受け止め方で答える場所とか根拠とか変わってきそうなんで、教えてください。m(_ _)m
ひまわりさん、ごめんなさい。私、句読点の打ち方間違えた!と思いました(汗)。混乱しますよね、すみません。この際、ちょっと安藤への愛は保留にしておいてください。N作戦2に成瀬に協力を求めたこと自体成瀬に頼っていることになると思います。え~と、うがった見方をすれば成瀬を利用しているようにも見えました、私には。この行為自体、成瀬への罪悪感や「成瀬に頼らん」と矛盾しているように見えます。罪悪感や「頼らん」はさざ波炎上から希美が成瀬に抱き続けた感情だと感じています。しかしスカイローズガーデン事件以降再度復活する感情だと思っています。>ゴンドラ以降、成瀬への罪悪感、「成瀬に頼らん」がどこで解消されるか?こちらが知りたいことです。
しのぶさん返信遅い時間にありがとうございました。さざなみ炎上後辺りから解釈が違う部分がありますので、しのぶさんの知りたいことの答えになるかどうか分かりませんが、自分の考えを書きたいと思います。長文です!まず、「成瀬に頼れん」については、成瀬への罪悪感から生まれたものと捉えています。よって、成瀬への罪悪感が消える…ことはないかもしれませんが、希美の中で成瀬に対して罪の償いが終われば、自然に「成瀬に頼れん」も消えると思います。なので、成瀬への罪悪感がどう解消されるか、その部分だけに絞りますね。放火をさせてしまったという成瀬への罪悪感、その償いとして希美が行ったことは、今のところ私は2つあると思います。① 罪の共有② 奨学金を譲る①は究極の愛に繋がり、身を引く=成瀬に頼れんになります。罪の共有で、偽証という罪を自分に課し、成瀬に抱いていた恋愛感情を葬った。②は希美の上昇志向=生きるエネルギーを差し出すということ。奨学金は当時の希美にとって、親を頼らずに島を出るために必要不可欠なもの。バルコニー演説で約束した上昇志向の第一歩、希望だった。よって、①、②はあの時の希美が持っているもの全てを成瀬に差し出した。そんな解釈です。そして、①と②によって成瀬が幸せになることを願った。母親が東京を訪問した時、成瀬への感情があふれ出す場面ありますよね。ここで最後に口にした言葉は、「元気で幸せにしていたらええなぁ」なんですよね。希美にとって①と②があれば、成瀬は幸せになれると思った。当然時間の経過も必要だと思いますが、その時成瀬が幸せであること、これが希美の償いのゴールだと思います。よって、希美はその確認をする必要があった。成瀬が幸せであるという確認。だから、同窓会も出席した。それと同時に母が一人で生きていることも確認してますよね。母の確認をした後の希美の表情はとても満足そうでした。次は成瀬くん、そう思っていた時に成瀬父が亡くなったことを知り、成瀬が幸せでないことを確認する。そして弟からの電話。しのぶさんの分析を頂きます!弟からの電話でさざなみ事件が実質迷宮入りなのが分かる、これも希美にとっては成瀬の幸せを確認する一つの手段になったでしょう。しかし、大学に行っていない。これは気がかりだったと思います。つまり、希美が差し出した①の方は成瀬の幸せに結びついているが、②はそうでないことになります。弟の電話からゴンドラまで、希美が成瀬に思いをはせる場面がないので、成瀬への感情は変化なしだと思います。おじいちゃんの言葉で少し救われた節はあったかな。苦労(罪悪感)は忘れるのが一番、忘れてもいいのかな…ぐらいには。でも忘れるなんてできない、これがドレッサー事件。でも安藤からの刺激もあって、過去の精算で人生を終えたくない、広い世界に出てみたい。就職も内定して、そんな折に結婚式のメールで成瀬も来ることを知った。希美にとっては人生の岐路だと思います。ここで成瀬が幸せであれば、自分はもっと広くて明るい世界に行けるのですから。だから、成瀬が幸せである確認をするために島へ行った。まとめると、ゴンドラ以降成瀬への罪悪感が解消されたのは、四阿で成瀬と会話する中でだと思います。島で再会する覚悟はしていたと思いますが、希美の予想以上に成瀬と語り合えた。成瀬もずっと希美と会いたかったから、その相互作用で急接近になってしまったのだと思います。ざっと書きました、長くなってすみません。
ゴンドラ以降、杉下に『成瀬を頼れん(禁止)』の心理が見られない事について思考を巡らせていたんですが、漸く解決がつきました。結局、この『成瀬を頼れん(禁止)』も『究極の愛』と紐付いていたんです。『成瀬を頼れん(禁止)』と『究極の愛』は成立は異なりますが、実質一体化していたんですね。つまり『究極の愛』が成瀬との接触を抑制する心理システムですから、成瀬と接触しなければ『成瀬を頼る』事もない訳です。ですから『究極の愛』が杉下の表層心理上、『成瀬を頼れん(禁止)』を隠蔽していた事になります。ですからゴンドラで野望が実現する事で『究極の愛』が成瀬に対して効かなくなると、この『成瀬を頼れん(禁止)』も効かなくなったんです。で、この『成瀬を頼れん(禁止)』が『誰にも頼らん(意志)』の根源ですから、他の人物への依存への抑制もはずれることになった。それが安藤に対する『捕まってていい?』で有り就職に関しての奈央子のへの答『どこもダメだったら(野口に相談する)』の発言になっているんですね。そう考えると、ゴンドラで杉下の世界観が変わり、彼女が自分の限界を自覚したのは、景色を見て、ではなく野望実現によりこの『誰にも頼らん(意志)』が解消したが故、という見方も出来るんですが、しのぶさん、ひまわりさんどうでしょう?
ひまわりさん、誰にも頼らんが成瀬に対する罪意識が解消されたが故、とのご意見ですが、私にはしっくり来ません。それが何処から来るかというと、成瀬のさざなみ炎上の真相暴露に対する安堵の表情なんですね。安堵する、という事はその事がずっと気になっていた、ということで有り、それはつまり成瀬に対する罪意識だと思うんですよ。ですから私は成瀬に対する罪意識はこの成瀬の真相暴露で漸く解消したと見ています。
motoさん 成瀬に対する罪意識が解消された=「誰にも頼らん」の解消とは書いてないと思います。成瀬に対する罪意識の解消=「成瀬に頼れん」の解消です。当然、全ての罪悪感が完全に除去されるなんて不可能です。でも人が時間を前に進める時、自分がしたことを自分が許すために、何か目途を立てると思います。そもそも罪悪感って、相手の感情がどうのじゃなくて、罪を感じている人自身が自分に罪を与えているものだと思うので、だからさざなみ炎上の真相を聞いた時の希美と矛盾するとは思いません。あと、島での再会時と現代のプロポーズシーンでは、さざなみ事件に対する緊張感も違いますしね。高野に対する対応がその違いを表してますよね。一つ前の投稿について書きます。究極の愛と「成瀬に頼れん」が結びついている、ここは私も解釈が一緒です。ただ、『成瀬を頼れん(禁止)』が『誰にも頼らん(意志)』の根源、ここは疑問です。私は希美の上昇志向は希美自身のもの、成瀬とはまた別の次元のものだと思ってます。なのでmotoさんとは解釈が違ってくると思います。私は「成瀬に頼れん」は成瀬への罪悪感に起因するもの、「誰にも頼らん」はバルコニー演説が示す、希美自身の上昇志向に起因するものと捉えてます。そもそも、なぜ希美は「誰にも頼らん」とバルコニーで宣言したのか。その理由は親ですよね?だから、ここが解消されない限り、「誰にも頼らん」は完全に解消されたとは思えません。だから、「成瀬に頼れん」が解消=「誰にも頼らん」が解消は無理があると思うんですが…きっと野口に頼って職をもらうなんて、さらさら思ってないと思うんですよね。奈央子の手前言っただけ、奈央子もそれは見抜いている。だって希美は本当のことは言わない。どこに嘘が隠れてても不思議はない、あの場面はそんな印象を受けました。希美がゴンドラで「頼ってみてもよい」と感じたのは、本当に自分が心を許せる誰かに限定されるような気がします。だから、基本は一人でどこまでやれるかやってみたい、なんだと思います。あと、野望の実現=「誰にも頼らん」が解消…これは野望に対する捉え方がまた違うので、一つ確認させてください。motoさんのお考え、野望の実現=究極の愛から成瀬が外れる=成瀬への罪悪感が解消=成瀬に頼れる=誰かに頼れる、という流れであってますか?
あ、最後のところ、たぶん私間違ってますね。motoさんのお考え、野望の実現=究極の愛から成瀬が外れる=成瀬に頼れる=誰かに頼れる、かな?そしてドレッサー事件では、早苗への罪悪感が刺激される=成瀬への罪悪感が刺激される=成瀬が外れた状態で究極の愛発動、ということですかね。すみません、上下がごっちゃになってましたm(_ _)m
あれ?俺ひまわりさんの論理を取り違えてるかな?もう一回良く読んでみますね。ご質問の件ですが、『究極の愛』に紐付いていたのは成瀬に対する罪意識では無く、『成瀬に頼れん(禁止)』です。成瀬に合わなければ頼る事もない、という論理で時間経過で実質的に一体化してしまった、と見ました。誰にも頼らん、の評価ですが、ここがひまわりさんと意見が割れているところです。私の判断では、まず『成瀬に頼れん(禁止)』はお城放火未遂で成瀬が代理放火をしようとしたのを目の当たりにして、成瀬を巻き込む事に恐怖した事が発端ととっています。彼が簡単に吊り橋を渡ろうとしてしまう様を見てしまった。でも彼は救世主なんです。頼りたい相手なんです。でも頼る事は彼を自分のドス黒い感情に巻き込む事になる。このジレンマを解消する方法はたった一つで彼を頼らない事。だから『何もいらん!』。自分が救世主だと思う、頼りたい相手を頼れない訳ですから、他の人にも頼れない。だから『誰にも頼れん』。つまり私はお城放火未遂のシーンで制作者は『誰にも頼らん(初心表明)』と『誰にも頼れん(お城放火未遂)』をすり替えた、と見ている訳です。ですので『成瀬に頼れん』が作動しなくなれば『誰にも頼れん』も作動しなくなる、という論理です。で、なぜ『すり替えた』と見ているかですが、ここの判断は『野望』の性格からの類推です。野望は本来『つまらん現実』からの逃避先としての妄想です。本来は島を出てしまえば用無しの代物だった。その野望の一部である初心表明の内容も野望と同じく苦しい現状を乗り切る、自分を鼓舞する方便だと判断しています。あともう一点挙げるとすると、彼女の『誰にも頼らん』は自らの夢を実現する手段として誰かに主導して貰ってそれについて行く、という生き方を拒絶?しているのであって、苦境における援助を拒絶する事を表しているものではない筈です。ですがよくよく見ると『何もいらん』は苦境に対する援助への拒絶なんですよね。ここもうまくカモフラージュされていて、東屋での『誰にも言わんといて』が『何もいらん』と関連しているように見えますが、『誰にも言わんといて』は意地、プライドレベルの話ですが、『何もいらん』はそういうレベルを超えている状態での援助の拒絶になっていますから、これはすり替えが行われた、と見ている訳です。で、卵が先かニワトリが先か、では有りませんが、ここがすり替えでないと、数日前にお話ししたタイトルに基づくドラマ観、成瀬が全ての原因、というのにならんのですよ(笑)
あ、すでにひまわりさんのが先に入っとった!
motoさん物語に『すり替え』があった、そう判断するかしないかは、野望の捉え方の違いですかね。私は野望が『つまらん現実』からの逃避、これはなんとなく分かるんです。私は野望=『辛い現実』で自分を奮い立たせるための生きるエネルギー、そんな言葉にしたいです。でも、解釈は同じような感じです。でも、motoさんの「本来は島を出てしまえば用無しの代物」ではないと思います。野望の一部である初心表明、この内容は野望と同じく自分を奮い立たせるもの。とすれば、初心表明時の「誰にも頼らん」の最も頼りたくない相手は親です。島を出て、そこから初めて本当に親に頼らない人生が始まる、女子高生にしたら相当な決意です。方便とも思えません。(本編に関係ないですが‥育児するようになって余計思います、親のありがたさ。女が親に頼らず出産・育児するって、身体的にも精神的にも相当きついと思います)この先ずっと親には頼らん、正確には父親には絶対頼らん。早苗に対しては島を出る決意が、早苗に頼らないを決定的にしていると思います。しかし、初心表明で島を出ることを含め決意は固まってますから、「早苗に頼らない」の起源もここだと思います。よって、この決意はそう簡単にすり替わったりできない、相当強い覚悟だと思うんですよ。成瀬への罪悪感はまた別物。「親に頼らん」は希美の最も重い傷が生んだもの。その傷がすり替わるとは思えません。もし、成瀬への罪悪感が早苗への罪悪感を刺激するのであれば、成瀬への罪悪感が完全に解消した放火事件の真相暴露後、躊躇うことなく早苗の元へ行けそうな感じですもん。成瀬は放火犯じゃない=さざなみもスカイローズも、自分の守りたいものは守れる、ということですよね。だから「成瀬に頼れん」も外れる、ここで「早苗に頼れん」も一緒に外れたら、その後の成瀬とのくだりも医者との話も、池園さん再登場!!もいらない気がする(笑)
ひまわりさんへこれは何度も出ている話題ですが、結局それぞれがこのドラマで何を見たいか?感じたいかが根本的な差異なんだと思いますね。私がこのドラマに観たいのははっきり言ってしまえば『自分と自分のマリア様が今でも繋がっている』と思わせてくれる世界なんです。それが私がこのドラマにはまった理由でもあります。私は親との間にドラマで垣間見たような経験がありません。ですので似た経験をお持ちの方に比べれば随分とそっちを軽視している、といえるかもしれませんね。あと、私の特徴としてはひねくれてます(笑)。一般的に通っている説、普通に追えばそう見える、という解釈を徹底的に懐疑の眼で見てますね。だって、ミステリーとして考えれば、そっちのほうが面白いじゃないですか(笑)相変わらず受けが悪い、『安藤嫌われた』説とか、スカイローズガーデンでの二人の手繋ぎは『成瀬の怒りの決別宣言』説とか…何度も物語を追って、理解が深まる、緻密化するたびに『あれ?そうするとあそこの部分て、どうなるん?』という部分が幾つも出てきて、あれ?そうするとあそこの部分て、話が逆にならん?といったものが出てきたり…まあ、面白いドラマですね。で、話を本論に戻すと私が『全てが成瀬に還元される、起因する』と言っているのは、そのほうが意外性があるから(笑)例えば杉下のトラウマですけど、世間では成瀬がトラウマ、若しくは杉下の強烈なコンプレックスの対象だとは認識されていませんよね?さざなみ炎上の炎についてもそうで、確かに炎で解放されたけれど、逆に成瀬に縛られました。って、全然違う方向に言ってるな。成瀬に対する罪意識の部分はまた別に書きますね。
横からすみません。motoさんの仰っていること、わかるような気がします。私も成瀬派ではありますが、成瀬というキャラクターがそこまで好きかと言われるとそうでもないかもなんです。(好きは好きですけど、中の人も)ただ純愛と銘打っているストーリーに親のトラウマよりは「愛」に呪縛される、という方がなんかしっくりくるというか、筋が通るというか、美しい一つのラインが描けるような~。まずはそのストーリーを完結させてみたい。ただし、別のストーリーも描けるのであればそっちも知りたい、昔から気が多いので~(あと「安藤嫌われた」説は半分同意で、半分不同意です。西崎は同意、希美の方は不同意、ってとこかな。)
motoさんなるほど~!!確かに、私は親との価値観の違いに悩み、親から離れたくて県外の大学へ行き、就職し、20代で希美と同じような病気になり、病気がきっかけで親と分かりあえた、という経験があります。病気については完治したので、今は全然元気ですが(^^)だからかな、すごく希美と親とのシーンは親近感がわいて共感できるんでしょうね。もちろん恋愛面も、共感できるところは多々あるんです。ただ、私は恋愛だけじゃなく親との関係も含め、出会った人全てのおかげで今の自分がある、そう思ってます。だから希美という人物像も、さまざまな人との出会いや経験を通して、その中で成長していくという姿が観たいんだと思います。あと、徹底的に懐疑の眼で見てミステリーを楽しむ、この発想はとても好き!自分もミステリーを楽しみたいので、懐疑の眼で見たいです!視点はmotoさんとは少し違った角度からになるかな。私はお芝居の経験を生かして、あらゆる場面を製作者がどのような意図で撮影し編集しているか、そこから切り込みたいです。しのぶさん純愛と釘打っているストーリー、私はこのサブタイトル(?)は成瀬サイドと思ってます。希美も純愛と言えば純愛なのかな。愛に呪縛される希美の純愛ストーリー、これも観てみたいです(^^あと、私も安藤派と言いながら、motoさんの『安藤嫌われた』説、半分同意なんですよ(笑)でもしのぶさんとは逆。希美は同意、西崎は不同意かな。まぁ、希美も完全に嫌いというわけじゃないんですけど、でも根本的に嫌っている部分はmotoさんと同じになる気がする。そうそう!しのぶさんに聞いてみたいことがありました!ちょっと前にしのぶさんが書いていた『初めて見た時の感覚と違和感』、実は私もそこが考察にのめりこんだきっかけなんです。ぜひ、その感覚や違和感がどんなものだったかお聞きしたいです。もし良かったら教えてください!すみません、本編とは関係ないことばかり書いて、そして聞いてますが。あげちゃいます(笑)
ひまわりさん、杉下の罪意識についてですが、私の捉え方を書かせてもらいますね。さざなみの真相暴露で、確かに杉下のさざなみ放火に関する罪意識は解消された、と思っています。ですが母親に対する罪意識は解消しないと思うんです。罪意識って面白くて、一つを想起すると、関連した罪意識が連鎖して呼び出されるんですが、その解消となると個別なんです。なぜなら彼女が早苗さんを切ったのはあくまで彼女の選択としての行為の結果であるからです。確かに早苗さんを切るに至った経緯にさざなみ炎上に関する誤解があったのは事実ですが、その誤解は早苗さんをに対する罪意識を強めこそすれ、それを解消する材料にはならないんです。だから早苗に会いに行った時は杉下は相当怖かったと思います。だから直前で逃げ出したんだろう、という判断です。池園さん登場の演出意図はよくわかりません(笑)ひまわりさんは早苗さんに会いに行った杉下の心理はどうおとりですか?杉下の『誰にも頼らん』がひまわりさんの仰られるものなら、早苗は杉下に取って『嫌悪』の対象で杉下は早苗さんを『赦す』ために尋ねた、という展開になるような気がします(私も以前は赦す、だと思っていました)今私は杉下は早苗さんに『赦してもらう』ために尋ねたという解釈に傾きつつあります。二人が再会したシーンを思い起こしてみると、相互に『赦してもらう』言動なんですよね。成瀬に対する罪意識ですが、さざなみに関する成瀬に対する罪意識が解消するしても、スカイローズガーデンについての成瀬に対する罪意識は解消しないと考えています。その理由は早苗さんの処で書いたのと同じで、想起は連鎖してもその解消は個別的であるからです。
motoさん 早苗に会いに行った心理について、私も早苗に『赦してもらう』ために尋ねたという解釈です。母の生き方に『嫌悪』はあったと思います。でも、母が嫌いなわけではない。希美自身の生き方を貫くためには、母の生き方を否定するしか方法がなかった。ですから、自分の生き方に母が賛同してくれれば、一緒に島を出るつもりでいた。でも、それも母に断られた。そして、『誰にも頼らん』=『早苗にも頼らん』=『私も一人でやっていくけん、お母さんも一人で生きていって』という別れ。つまり、母の生き方を否定しただけでなく、自分の生き方を母に押しつける形で別れた、そう捉えてます。また、『私も一人で~』の直後に『ごめんなさい』と言ってますので、罪の意識を感じていることは確かです。ここで、早苗への罪悪感が確立したと思います。その後の早苗の訪問、ドレッサー事件は、その罪悪感が蘇る場面。そして、この罪悪感の起源はバルコニー演説。ドレッサー初登場シーンは母の生き方を初めて否定したシーン、それ以降のドレッサーのシーンも母の生き方を否定し続けるシーンとして捉えてます。よって、死への恐怖から人に頼りたい、甘えたいという感情が芽生えた時、一番母が辛かった時期に母を捨てて一人で生きて行くことを強要した希美にとっては、どうしても自分の罪を許せなかった。『今更会えんです、親捨てるようにして島を出てきました』、この言葉は本心だと思います。それでも会いに行ったのは、成瀬の後押し、高野の「自分のために生きてええ」、医者の「誰も悲しませずに生きるのが難しいのと同じ、一人で生きて行くことなんてできないんだから」、これらに勇気をもらったんだと思います。何気に、この医者の言葉が、希美の罪を救ってくれてる気がする。あとは、やっぱり池園さんでしょう!!だって、あの俳優さん、あの数秒の場面のためだけに撮影現場来てんですよ(笑)あの場面に必要不可欠だからこそじゃないですか!池園さん、希美が出て行ってすぐに早苗に伝えたんでしょうね。「俺が受付しとくけ、おまえ希美ちゃん追いかけ!」みたいに…やっぱり神やわ(笑)母の再婚相手が10年以上たっているのに自分を覚えていてくれた、気にかけてくれていた。それだけ母が希美を心配していたということ。それと同時に今の母の幸せを壊すことにも恐怖を感じた。とっさに逃げてしまったけど、すぐに追いかけてきた必死な母の姿を見て、心が温かくなっていったんじゃないかと思います。長くなりましたが、こんな感じです。成瀬に対する罪意識、そうなんですよね。放火事件の真相から成瀬に放火の罪はないと分かる、しかしスカイローズガーデンでは偽証という罪を犯している。ここに対する罪悪感、消えないですよね。そもそも、ここなんですよね成瀬説に疑問を持った起点。成瀬を守るためにもう一つ成瀬に罪を犯させる選択をするのかなぁ…と。これは、またおいおいですね。
ひまわりさん、早苗に関する杉下の感情については大凡イメージ出来ました。そうすると早苗さんに対する嫌悪と罪意識を同時に抱え続けていた、という理解で合っています?お聞きしたいのは、杉下の早苗に関する嫌悪はどのタイミングで、どのように解消したとお考えでしょうか?早苗に対する嫌悪を抱えたままだったとすると、それを解消する心理プロセスが何処にあったのかが私には見えてないんですね。それともう一つが、『あの火を見てたら…縛るものは誰も居らん』と早苗に対する嫌悪との関係をどう取られているか?です。杉下に取って早苗の『縛り』とは早苗の依存性よる杉下の束縛で、それが杉下には嫌悪の対象だったと思うのですが、杉下の中に早苗に対する罪意識と嫌悪が並存し続けた、とすると杉下のこの独白とどう折り合うんでしょう?そこが解決できなかったので、杉下の『あの火を見てたら…縛るものは誰も居らん』を根拠にさざなみ炎上で成瀬という存在がそういった感情をオブラート(もしくは遮断)した、という解釈になったんです。スカイローズガーデンでのひまわりさんの疑問は、おそらく『助けて、成瀬くん』『成瀬くん、ごめん』と偽証の関係性ですよね?私はここは結構シンプルに取ってますよ。杉下に取って成瀬は救世主なんです。自分にはどうしようもない状況で最後に助けを求める存在。だから杉下が成瀬に助けを求めた瞬間というのは、パニックで後の展開など考えれていないと思います。そして成瀬の顔を見て、血の滴るブランケットを成瀬に引き渡した事で、ある種の安堵を得てパニックは収まった。その時感じたのが『またさざなみと同じく成瀬を巻き込んでしまった』から『成瀬くん、ごめん』なんだと。この部分は私的にはこれで十分理屈は立っていますがいかがでしょう?
motoさんお城から追い出されて以降、早苗を起源として生まれた希美の感情は大きく分けて3つあったと思います。① 早苗の生き方=誰かに依存する生き方への嫌悪② 早苗の生き方を否定したことへの罪悪感③ 父・ゆきから早苗が受けた苦痛への同情③の「同情」という言葉がふさわしいか…迷ってます。希美の早苗に対する「優しさ」…洋介が早苗を責める場面で見せた心情や、慰めたり元気づけたりする場面ありますよね。傷ついている早苗の心に寄り添おうとする希美の心情、それが③です。さざなみ炎上で消えていったのは、この③だと思います。放火事件以降、希美が早苗の心に寄り添おうとする場面はありません。つまり、「ママの気持ち分かってくれるの、希美ちゃんだけなんよ」、この早苗に縛られてたのが炎上前。そこから解放され上を向けたのが炎上後。その結果、残ったのが①と②だと思います。では①がどこで解消されるか。①は早苗自身に対する嫌悪というより、誰かに依存する生き方への嫌悪です。ですから、早苗の生き方が変われば、この嫌悪の対象から早苗が外れると思います。深夜の電話に対しては、まだ嫌悪が残っています。しかし、漁港で働く早苗を見て安堵するシーンは、嫌悪が和らいでいく起点だと思います。さらに、奈央子との出会い。直接接触のない早苗よりも、身近な奈央子にその嫌悪が少しずつシフトされた、と考えてます。そして、早苗訪問。「お母さんに会いたくないわけない~一人で生きていきたい」にはまだ嫌悪と罪悪感、両方抱えていると思います。しかし再婚の話を聞き、その後早苗と接点はなくなりますので、ここから先は嫌悪の対象が奈央子に完全にシフトされたと思います。しかし奈央子への嫌悪も、N作戦2に参加するまでの過程で解消していく。ここの考察はゴンドラ以降の希美の心理とかぶりますので省略します。よって、最後早苗の元に行く時には、上の②だけしか残っていないと思います。スカイローズガーデン時のmotoさんのお考え、理解できます。ただ、高野の台詞じゃないですけど、場面ごとに理屈が立っていても、物語全体を通して見ると私には不可解なんです。同じパニックの状況下で同じ成瀬という人物を守りたい、希美にとっては同じ条件のはずです。でも、放火事件とスカイローズ事件を対比させてみると、杉下希美という同一人物が起こした行動とは思えないほど違いがある。ここが、たぶん私の持った違和感でしょうか。
ひまわりさん早苗に関する感情ですが、1.と3.を分離していたんですね。私は一体と思ってました。私には新しい視点です。その視点で見た時、どう見えるのかはこれからですが、何か見えるものがあるかも。私も考えてみます。さざなみとスカイローズガーデンでの杉下の行動の整合性に違和感があられる、という事ですが、その違和感は恐らく、スカイローズガーデンで杉下が成瀬を引き込んだ、という部分では無いですか?つまり、成瀬を巻き込みたく無いなら、そのまま警察に連絡すればいいのに、という疑問では無いですか?それは私も考えました。成瀬を引き込まず警察に連絡すれば成瀬を蚊帳の外外に置いておける。でもそうしなかったのは、成瀬に鍵を開けて貰う必要があったから。何故なら警察が鍵を知れば西崎が望む奈央子を庇って殺人犯になる、という希望を実現出来ないから。若しくは鍵をかけたのは誰か?という捜査となり、安藤が嫌疑対象になるから。だから鍵を事前に外す必要性があって、杉下は成瀬を呼んだ。安藤派の論理ですよね。そして私が一時杉下のN=西崎、で考えていた時期の論のスタートでもあります。これはどの時点で杉下が偽証の覚悟を決めたか?の判断になるでしょうね。
ドレッサーの問題から始まった早苗さんに対する杉下の罪意識に関してですが。今気になっているのが、杉下が早苗さんに会いに行った動機です。早苗さんに会いに行ったのは杉下が早苗さんから『赦してもらう』ため。ですが、成瀬が現れるまでは早苗さんを拒絶する心理が続いていた。それは早苗さんに対する杉下の罪意識から、というのは問題ないのですが、では成瀬が現れる事でなぜ早苗さんに『赦され』たいと思ったのかが、今度わからんのです。杉下が早苗さんを『赦しに』行った、という従来の解釈では、いずれ成瀬に頼りきる生活を余儀なくされる事が予想された杉下が、自己嫌悪を抱えたまま成瀬に依存するのが成瀬に対して申し訳ない、と思って(つまり何もかも成瀬に任せたいという気持ち)、そうなる根源である早苗さんに対する感情を清算するために早苗さんを『赦しに』行った。そういう解釈でした。ですが、これが早苗に『赦してもらう』だと、成瀬と早苗さんに会いに行く動機がどう結びつくのか?が解らんのです。あと、別件ですが。しのぶさんが9日に指摘した問題。『洋介からの電話』。このとき杉下は動いてないんですよね。Nチケットは見ますが。杉下にとって成瀬は大事。それなのにこのとき杉下は能動的行動を取れていないんです。それがなぜか、よく判らん。やはり『野望』が彼女の成瀬に対する行動を縛っていた、という事なんですかね?さらにさらに別件で、ゴンドラで『野望』が実現し、『成瀬にも頼れん(禁止)』が解消したにも関わらず、何故か杉下、成瀬と接触を取ろう、という行動を見せてないんですよね。これが解らんのです。自己抑制心理が外れたら、成瀬に接触しようという能動的行動が出ても良さそうなのにそれが見られない。これらが今のところの疑問かしら?あ、ドレッサーの問題は後は何が問題なんだったけ?議論があちこちに飛びざるを得ないから、このドラマほんとこんなことばっか(笑)
motoさんそうなんですよね、偽証の覚悟を決めたタイミング、やっぱり違和感ありますよね。こちらの成瀬普及講座?すごい!と思いました。あの状況で成瀬に外鍵をはずしてもらう事、そして隠滅も必須。安藤が外鍵をかけた理由=中の人間が必然的に集まっていることになるからですよね。だから、成瀬以外の人に頼むわけにはいかない。安藤がという確証はなくても、外鍵については成瀬に頼むしかない。しかし、成瀬に偽証させるのは外鍵のことだけでよいのではないか。後の処理まで西崎と成瀬主導で決めて、その決定に希美が後から乗っかるみたいな、この構図にどうも違和感が残るんです。希美ってこんなに後手後手の人物だったか、と。将棋がモチーフになるくらいの人物ですから、私の中ではもっと先を読める人なんですけど。いや、事件前までは先を読んでいる希美の描写もある。であれば、ここにも何かトリックがある?もし、一見西崎&成瀬が主導に見える事件処理も、希美が先手を取っている構図になるとしたら、どうなるんだろう?そんな謎解きがあったら面白いかも‥と、ただいま検証中です。西崎のNって、やっぱり奈央子なんでしょうかね??ここも、みなさんどう思われてますか?
motoさんのコメントはいっとった、ごめんなさいm(_ _)m私がどんどん論点をずらしている、本当にごめんなさい。疑問が次から次へと、しかも物語全体を巻き込むから、思いつくまま投稿してしまって。そしてmotoさん!私も正直同じこと気になっていました、ドレッサーの問題は後何が残ってるんでしたっけ?(笑)弟の電話後とゴンドラ後、成瀬と接触しない理由、安藤派の答えは「安藤に恋心が芽生えているから」です!あ、でもこれはmotoさんには受け入れてもらえん気がする‥しょぼん(_ _;
ひまわりさん論点があっちこっちに飛ぶ問題、ひまわりさんの責任ではありませんよ。この物語が何であるかを考えると、あっちこっちの事を検討しないと見えてこない。だからこれでいいんです(笑)杉下が偽証を受け入れたタイミングの議論についてですが、これはやはり成瀬が指示した時点だと私は思います。もし安藤若しくは西崎の保護が目的で成瀬に外鍵を外させるために成瀬を事件に引き込んだのであれば、西崎の偽証要求の時点で杉下はそれを受け入れていなければなりませんが、西崎への答えは拒否なんですよね。将棋を指す事から杉下は事の先を読めるかのイメージが有りますが、私の印象は逆ですね。これは彼女自身が四阿で『考えるのは苦手』と言っているので、正しいと思うんです。それに、杉下って巻き込まれキャラじゃないですか?さざなみまでの彼女は、必死に自分の周りで起こる状況に対応しようとしているキャラに見えます。だから実は私はスカイローズガーデンでの杉下の偽証受け入れてプロセスって、彼女の特徴に沿った自然な印象なんですよね。先読み、若しくは僅かな情報から真実を理解する、という意味では成瀬がそのイメージですね。この部分に関しては成瀬は安藤よりずっと上です。入室して部屋の状況を見て、西崎と僅かな会話をして、とたったこれだけの間に事件の全真相を理解していましたからね。 西崎のNは…奈央子でしょう。というか奈央子で無いと困ります(笑)西崎自身があそこまで言い切っていますからね。奈央子で無いと杉下に語った事が嘘になる。ミステリーでは、トリックや引っ掛け、隠蔽はOKですが、嘘はルール違反ですから。そういう意味で私は杉下のN=奈央子としています。でもひまわりさんの感覚はわかりますよ。何故自分を切り捨てた杉下にそこまで肩入れしているのか?という事ですよね。
な、言ったろ、うまくいくって!(安藤談)ね、言ったでしょ、ひまわりさんの分析が後々いい意味で波紋を呼ぶって!私、成瀬派的視点(西崎説も考慮に入れ再考しつつ)から丹念に希美の心理を追っていけば見えてくるかな~と思っていたんですが、ひまわりさんとmotoさんのやり取りを見ていて、前からと後ろから、さらに原点に戻る必要があるのかもしれませんね。ドレッサー(後?)問題は大丈夫、言い出しっぺの私がちゃんと整理していますから~。そのうちまた戻らせていただきます(笑)。ていうか結構、まじ笑える、ひまわりさんとmotoさん面白すぎ!私が安藤説を完全に払拭できないのも、実はいまだ成瀬説にも疑問があるからです。ひまわりさんの私への質問の答になるかわからないけど(初めて見た時の感覚、でしたよね)、事件時成瀬を入室させた理由がよくわからないのです。違和感ってことになるのかな、ひまわりさんと私、裏読みするところとそうでないところが逆なんだなあって思ってましたけど、結構大事なシーンは同じ(なのかな?)疑問を抱くんですね!「助けて」の動機、これがよくわからないんです。パニックというのはわかるし、希美は脆さも弱さもある人だとわたしは思うけど~、でもよくわからない。確か桃さんが成瀬に西崎を説得してほしかったのではないか、と言っていましたね。一体何から「助けて」欲しかったんだろ、後々議題にしたいと思っていたんですけどちょうどいいので今聞いちゃいます。・西崎が頭おかしくなっって変なこと言いだした→助けて・この状況をどうしたらいい→助けて・この状況下で外鍵、籠の鳥状態にされている(そこから)→助けてう~ん…誰か教えて!教えて!(笑)「助けて!助けて成瀬君!」がわかれば成瀬派の筋は通る気がします。ごめんなさい、私も論点広げちゃった?西崎のN、これも実はわかりませんね~
ひまわりさん、いや、安藤でもいいんですよ。私は自分の身近に実際に安藤と同じ行動をとる人間がいたら、嫌悪するだろうと言っているのであって、物語のキャラクターとして安藤を嫌っている、という訳では無いんです。ただ、登場人物達が彼をどう評価するのか?は基本自分の感覚に基づいて判断している、という意味です。ただ安藤説を私が取らない理由は、この嫌悪とは全く別の、ロジカルな論理展開から来ています。その根拠はスカイローズガーデンの際の杉下の偽証以外にもう一つあって、実は作戦参加そのものが杉下に安藤に対しての感情が無い証拠なんですね。ここもカモフラージュされてますが、本当に杉下に安藤に対する感情、配慮があるなら、西崎の作戦に協力出来ないはずです。杉下と安藤は若いカップルとして野口に接近し、その偽装は事件時でも続いています。奈央子は懐疑の目で見てましたが。つまり野口は二人が恋人関係であると認識している訳です。仮に杉下に安藤に感情があったと仮定してですが、作戦の現場には杉下がいる。西崎が奈央子連れ出しに成功しても失敗しても、野口には杉下と成瀬が西崎への協力者である事がバレる。実際に作戦会議で『その時は私が体当たりして成瀬くんを助ける』と言っていますから、杉下もバレる事は折り込み済みです。いくら安藤は作戦を知らなかった、と主張したところで部下の彼女が自分の女房の強奪騒ぎに噛んでいた、となった際の野口の安藤に対する処遇がどうなるか?当然これくらいの事は予想出来ますよね?彼氏の事が大事なら。『安藤はこの事は知らないから』と、言ってさも安藤に対する配慮がなされているように演出されていますが、実は安藤に対する配慮というのは無きに等しい。つまり逆説的に安藤に対して杉下は気が無いから、こういう推論に全く思考が回っていない、という論理展開になるんです。偽証部分については迂回的な解釈を見た事はあるんですが、この作戦参加部分に関しては、何処にも指摘されたものは見た事が有りませんね。だから…杉下の偽証受け入れタイミングと併せ、この杉下の作戦参加の安藤への影響の配慮のなさを考えると、安藤説は私の中ではどうやっても成立せんのですよ(笑)
こんばんは。昨晩コメントの投稿をしたのですが反映されていないのは、なんでかな?何かやっちゃいましたか?
motoさん確かに西崎への答えは拒否ですね。成瀬が指示した直後、希美は何かに気づいたような、ハッとした表情をしますよね。この時、成瀬の放火事件蒸し返しに恐れを感じた?それとも「成瀬くん、ごめん」の時点、すでに恐れていた?motoさんはどんなふうに受け取られていますか?先読みに関しては、motoさんの分析が正しいと思いました。成瀬の先読みは、希美よりもはるかに上手。情報量は西崎の方が上だから、成瀬よりも西崎が先読みしている、だから希美が後手後手になっている。実は、希美よりも西崎、成瀬が情報量上な部分ありますし。納得しました。西崎のNは…奈央子。私も9割そこで落ち着いてるんです。…が、少し引っかかるのは、警察での西崎の供述場面ですね。ここでの西崎の言葉、全て嘘のように思えるんです。唯一真実なのは、「杉下の同級生に通報してくれと頼んだ」、ここだけ。この部分には、例の服だけ色づけされたシーンが入ります。これは、希美と成瀬の供述場面でも同じ法則が成り立ちます。出身地、職業以外は、この色づけされた服のシーンが入る部分だけに真実がある。安藤はその逆。安藤の供述中の回想シーンは全てに色がついてます。つまり真実です。しかし、回想シーンの入らない最後の「何も聞いてません」、これは嘘ですよね。まだ、ぼんやりとした考えでしかないんですが、この服だけ色づけされたシーンは、その色づけされた人物が、事件当時実際に起こした行動、台詞なんだと思うんですよね。でも周りがセピア色なのは状況や、それまでの経緯が嘘だから。そして全てがセピアのシーンは、全てが嘘の証言として入っていると思うんです。そうすると、警察で堂々と宣言した「奈央子のことだけを思って」が嘘になる可能性もあるのでは?Nの世界では、視聴者が嘘だと知りえる場面では、登場人物が嘘をつく。希美に奈央子のためにと言っている西崎も、それ以前に警察での供述シーンや10年後の高野との会話を持ってきたことで、その発言が嘘の可能性もある、そんな暗示にはなっているような…なっていないような。あと事後処理の西崎、ちょっと意地悪な気がするんですよ(笑)希美と成瀬への偽証の提案の仕方が違う。これは何故なんだろう。あと、防犯カメラ。これも絶対何か製作者の意図がありそうなんですけどねぇ~。まだ私の中でスッキリしないスカイローズガーデン。謎解き続けてみます。成瀬と早苗に会いに行く動機の関係についてmotoさんが以前考察されていた、罪を『赦す』の連鎖は、罪を『赦される』には適応できないのでしょうか?ここまで、書いてmotoさんの投稿もう一つ入ってました。作戦会議のシーンが安藤がNでない根拠というご指摘について私も実はここ結構大事な場面だと思っています。motoさんの希美にとっての安藤への配慮が欠けるという見方。私は希美にとっての成瀬への配慮が欠ける、その根拠の一つがこの場面なんです。ここの場面の希美、あとあとの場面との兼ね合い、非常に大事だと思ってます。
しのぶさんコメント読みたいです!!(> <)お手間じゃなければ、ぜひもう一度お願いします!あと、スマホで投稿しようとすると、なぜか公開ボタン押すと全部消えるんですよ~私のスマホ、もう交換時期なんでそのせいかな~と思ってたんですけど、関係ありますかね?
しのぶさん、スパム判定されていました。このプラットフォーム、どういう判定基準かわからないんですが自動でスパム判定する機能があって、そっちに入ってました。解除しましたんで、報告します
motoさん、お手を煩わせてしまって申し訳ありませんでした。お気遣いありがとうございました。ひまわりさん、上の方にコメントあります。お2人のやり取りがとても楽しくて、ちょっとノリノリになってしまたので(恥ずかしい!)、スパム認定されてしまったのかな?上に書いたように希美の「助けて」が何から助けてなのかよくわからないのです。ご意見伺いたいところです。後、ひまわりさんにいただいたご質問、初めて見た時の感覚と違和感、motoさんとひまわりさんのお2人のやり取りに凝縮されているような気がします。例えば「親起源」か「成瀬起源」かとかどちらともとれるような作りになっている、この辺りも結構猛烈な違和感でした。後全体としてはスカイローズが本丸のはずなのに、さざなみ放火がほぼ同等の位置付けになっていたりするのだけど、二つの事件、いったい何の関連があるの?とか、放送時は猛烈な違和感でした。あと本音を言うとスカイローズの手繋ぎの意味とかいまだによく分かっていません。さざなみ手繋ぎと対になっているのでしょうけど。細部を見渡せば、それこそ書ききれないくらいそこここに違和感があって、でもシンプルに感動したりもする、不思議なドラマですね。後、ひまわりさんも気になったという、motoさんの安藤に気がない証拠という場面、というか私の場合、作戦会議全体、ですかね。この人たち一体作戦をどう収める気だったのだろう、そのあたりもぼかしていたところも違和感の一つで、希美がその場の思い付きで言った言葉だけでは、安藤に気がないといえるのかな?とか…。(確かにその場では安藤に対する配慮は全く感じませんでしたが=安藤が心にいない、ともいえるのかな~?)原作では安藤に対する配慮もちゃんとあるんですよね。原作とドラマの関係性も定かでないので何とも言えないのですが。ひまわりさん、書いたコメントが一瞬で消えることって私もよくあります。あの時の脱力感って放心状態に近くないですか。色々すみませんでした。また来ます!
ひまわりさんもしかしてiOSにChromeですかね?ブログのプラットフォームはGoogleのbloggerなんですがChromeだと不安定な動作を経験した事が有ります。Safariが使える環境であればそっちを使ってみるといいかもしれません。Safariの方が安定している気がします。しのぶさんも同じ経験をされているようですので、よくある事のようですね。テキストエディタやメーラーで先に書いてから、コピペはどうですか?色の演出、嘘か真実かですか。成る程。今度見直してみよう。取り調べのシーンは飛ばし対象なんで(笑)西崎の偽証提案の仕方が杉下と成瀬で異なる部分ですが、一つは演出意図だと思います。成瀬は真実を知らないまま、さざなみでの杉下の行動そのままに偽証した、と視聴者に取らせたいんだと思いました。そうした時に製作者は視聴者に何を隠蔽したかったか、が問題になるんですが、それは今ちょっとわからんですね。というのも私がドラマの謎解きで一番最初に解いたのがこの成瀬が事件の真相を何処まで理解していたか、だったんです。だから、成瀬が何も知らない、という前提での推理でどう展開するか、というのをやった事がないので、即答できないですね。とにかくこの論考の一番の基礎は成瀬が真実を知っていた、からスタートしています。防犯カメラは確かに回収されて無いような気がしますね。話の流れからいったらむしろあれはいらないように感じます。早苗に会いに行った杉下の動機は、ベクトルが逆転したので、従来の理解では多分説明できないですね。ただ未検証です。再構築が必要でしょう。作戦会議で杉下の成瀬への配慮が足りない、というのは?私には随分と杉下が成瀬に気を使っていたように見えます。ひまわりさんが言われるのはどんな部分ですか?教えてください。しのぶさんへ杉下の『助けて!成瀬くん』ってわかりずらいんですかね?ひまわりさんもそうだったけど、私はここ結構シンプルにとっているんです。でも確かに成瀬を状況に引き込んだ心理、というのは他でも疑問が出ていた記憶があり…私が単純過ぎるんかな?(笑)でも現実的には杉下には成瀬以外の選択肢は存在しなかったんです。スカイローズガーデンでは密室に閉じ込められた。何もしなければ状況は変えられない。とにかく外部と連絡を取る必要がある。連絡を取る相手として成瀬を除けば残りは三つ。一つ目は警察。二つ目はコンシェルジュ。三つめは安藤。一つ目の警察。警察が密室であった事を直接知る事になりますから、警察は密室状況下での殺人事件として捜査します。夫妻の心中と主張しても警察は取り合わない。鍵を掛けたと想像される安藤も嫌疑の対象となる。警察が直接的に鍵が掛かっていたという事実を知っている以上、安藤は言い逃れが出来ない。安藤が計画の存在を証言しうる存在であり、杉下と成瀬の関係が辿られて結局は成瀬もさざなみの件が蒸し返される。二つ目のコンシェルジュ。コンシェルジュはそのまま警察への通報となり、警察へ連絡した場合と全く同じ状況となる。ここまでの状況は警察が直接的に鍵が掛かっていた状況を知ると結局は成瀬も護れないという事。つまり成瀬を保護したくとも、鍵が掛かっていた、という事実が警察が直接的に知ると、いかなる言い逃れも出来なくなる、という事。三つ目の安藤。その状況に陥っているのは鍵が掛けられているから。安藤は鍵を掛けた事が濃厚な人物。今陥っている状況を抜け出す為に頼る人物として杉下には選択出来ない存在。つまり、成瀬以外に選択肢は無かったんです。偽証の受け入れは別としても、成瀬が鍵を外す事が杉下には成瀬を護るための唯一の可能性であり、あのタイミングで成瀬を頼らないと結局は安藤が部屋へ現れる事になりますから、時間との勝負だったんですね。スカイローズガーデンでの手つなぎは、杉下のN=安藤と誤解した成瀬の、杉下に対する怒りの決別宣言です!世間の理解の真逆でその方がオモロイでしょ?
しのぶさんの指摘されていたゴンドラでの杉下の心理変化のうち、『ちゃんと私の足元は世界の果てまで繋がっている…』についてです。ゴンドラでの『野望』が実現して、『究極の愛』も成瀬に対して働かなくなった。それなのに杉下は成瀬にポジティブな接触を取ろうとしていない。この問題を考えていたんですが、しのぶさんの指摘が当たっているように感じます。『ちゃんと私の足元は成瀬君の足元に繋がっている』杉下にとって、『野望』を実現する事が彼との繋がりを確かめる代理行為だったんだと思うんです。その野望が実現した時、成瀬との繋がりを確信したんでしょうね。大地が世界の何処にでも繋がっているのなら、その上には必ず成瀬が存在しており、成瀬の立つ大地と自分の立つ大地は常に繋がっている、と確信し、精神的渇望が充足された。ある意味満足しちゃったんだと思います。
motoさんiOSにChrome?ごめんなさい、機械音痴です(_ _;失敗してからはwordで下書きしてます。motoさんがMotoさんに変換されるのは慣れました(笑)すみません、西崎の供述場面、一つ見落としてました。「同級生に通報してくれと頼んだ」の成瀬以外に、野口が撲殺される瞬間のシーン、野口の服に緑色ついてました。ここの台詞は「殺意はあったよ」なので、ナイフを持ち出した時の心情ととっています。成瀬と早苗との再会動機の結びつき、希美のNによって解釈変わりそうですが、私も自分の解釈がまとまってないので、検証していきたいと思います。作戦会議について。しのぶさんも書いてましたが、この作戦を3人はどう収める気でいたのか、まずこれを考えてみました。まず作戦会議での3人は、人妻略奪ではなく、あくまで奈央子を夫のDVから救うことを目的としている。そして、おそらくゴールは「西崎(不倫相手)以外の第三者が、野口が暴力を振るう夫である事実を確認すること」なんじゃないかと。奈央子を連れ出すことに失敗したとしても、奈央子、西崎、成瀬、希美の誰かしらに怒りの矛先が向き、野口が手を出した時点でこの作戦は成功。野口が全く怒らず手も出さずという状態だったとしても、原作のようにとりあえずドアチェーンの写真を撮る、でよいのかなぁ。あとは警察へ通報なり、DVの専門機関に相談なりを適切に行えば、奈央子の現状が改善されると考えた。DVは直接罪に問うことはできないみたいなんですよね、でも程度によって暴行罪、傷害罪、殺人罪になるそうです。野口が奈央子にしているDVは、公になれば十分罪に問われるべきレベルのもので、それを西崎は確認済みですよね。これを前提にいきます。私が成瀬への配慮が足りないと感じる点。motoさんの安藤への配慮が足りないという指摘とほぼ同じです。まずは、職場での立場悪化じゃないでしょうか。それから、西崎の「傷害事件」、成瀬の「警察へ通報」という言葉を聞いた後、希美の「あとは私と成瀬くんに任せて」の言葉です。放火の罪と詐欺の罪を背負っている成瀬に、また警察沙汰になるかもしれない事に巻き込もうとする判断、ですかね。安藤についてですが、上で書いた作戦のゴールが前提であれば、野口との関係は完全に悪化するでしょうが、職場での立場は安泰だと思います。逆に野口の立場は悪くなるでしょう。配慮はされていると思います。しのぶさん初見の時の感覚や違和感について教えて頂きありがとうございました!本当に細部を見れば見るほど新しい違和感や発見があって、つきないですね(笑)「成瀬くん、助けて」で希美は何を成瀬に求めたのかmotoさんのお答え、「鍵を外せるのは成瀬以外の選択肢がなかった」、これが全てだと思います。時間との勝負、ここも納得です。あとは、何の(誰の)ために希美は成瀬に鍵を外させたのか、でしょうか。う~ん…「助けて」の時点でどこまで頭が回っていたか分かりませんが…、それでもまず、西崎と自分の嫌疑を外すことを考えたのではないかと。安藤が鍵をかけたかどうかはまだ確証がないので、優先順位としては閉じ込められた2人なんじゃないかなと思います。スカイローズガーデンでの手つなぎは、成瀬が「杉下の罪を共有すること」だと思います。ついでに私は、手つなぎはしてないけど、西崎も「杉下の罪の共有」をしていると思います。わずかな可能性を信じて、西崎のNは奈央子じゃなくて、希美という路線でいってみようかな(今、決めた)。よって、成瀬も西崎も「杉下の罪の共有」を目的として偽証した!motoさんじゃないけど、私なりには結構オモシロイでしょ?‥なんだけど、難しいかな(笑)
ひまわりさん、スゴイ!やっぱり頭いいですよ。ひまわりさんの指摘部分についてはまたちゃんと考えてみます!今日は西崎のNについて。西崎のNは最所から最後まで母親ではないかと。小学校時代の西崎の姓は「西崎」。とすると母親の姓も西崎でしょう、まず。(よってN)西崎は母親に痛めつけられた行為が「愛」なのか、自分がそれを許容することも「愛」なのか、間違っているといいながらも信じたい、常にその呪縛から逃れられずにいた。「愛による呪縛」は希美以上に強いのかもしれない。ちょっとそんなことを考えてしまいました。でも~西崎のN=希美、これはまたぶっ飛んでいて面白いですね!
あ、すみません。たった今確認しましたが西崎の父親姓が西崎でした(汗)。よって西崎の母親は名前が、ナツコとかナミとかにしておいてください(滝汗💦)。奈央子の後ろにいる亡霊ってとこかな。
ここまいっぱいになりましたね。次を用意してありますので、そっちに移りましょう
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50 件のコメント:
SN両方もつ周平さんと杉下の愛の物語、いいですねぇ~!2人の愛が芽生えたのは、直接対面した唯一の場面…周平さんの葬儀の時ですかね( ̄▽ ̄;
では本題(笑)
早苗は過去ですがドレッサーは今現在の問題‥
早苗に感じている罪悪感は過去に起因するものだが、現在も早苗に会う事を拒み続けている罪が罪悪感になっている、これが現在の問題ですかね?
なんだろう‥うっすら思ってたんですけど
成瀬に対する罪悪感(自分の放火の代理行為に対して)は、奨学金の申請書と嘘のアリバイ証言が償いになっている。そして究極の愛、野望の実現で罪を精算した。
よって希美の中で、成瀬への罪悪感の精算はひと段落している?しかし、早苗に対しては精算が済んでいない?
よって、ドレッサー事件で復活したのは早苗に対する罪悪感のみ、成瀬への罪悪感とはリンクせず、ゴンドラで成瀬との再会を肯定したままになっている。
すると、西崎の不倫暴露で刺激された希美の感情は何でしょう?西崎への愛の自覚だとしたら、究極の愛から成瀬が外れた、その外れた部分に西崎が入った?そして成瀬との再会後、その愛のために成瀬を利用することにした?
ひまわりさん、しのぶさん
ドレッサー事件で『究極の愛』が立ち上がったにも関わらず、それが成瀬に対して働かなかった理由にが解りました!
杉下の『究極の愛』の感情変換因子の中に実はある条件が存在したんです。
『成瀬に遭うのは成瀬の利益にならない』
『成瀬に遭わない、遠ざける』
この二つの因子にある条件があったんです。それは時間に関する条件です。
つまり
『(今は)成瀬に遭うのは成瀬の利益にならない』
『(熱りが冷めるまで暫くは)成瀬に遭わない、遠ざける』
これが島を出るまでの杉下の感情。
そしてそれが長期化する中で(熱りが冷めるまで暫くは)が(『野望』が実現するまで)にいつの間にか、すり替わったんです。だからゴンドラ後はシステムが呼び出されたにも関わらず、『成瀬にあってはいけない』という抑制が働いていないんですね。
そしてこれは杉下自身も気付いていなかったのでしょう。もし自分で気づいていたなら、ゴンドラの後自ら成瀬と接触を取ろうとした筈です。でも自らは動いていない。
だからこの心理は杉下自身も知らない深層下の心理なんですね。
あろの課題は、成瀬なしに起動した『究極の愛』がどう西崎に行くか、ですね。
motoさん
え?時間?それは確かにそうかも…?
ん?でもそれでは「誰にも頼らん」はどこへ…?
えっと~、確認なんですが、熱り(ほとぼりと読むんですよね?)が冷めるまで、というのは捜査機関が成瀬慎司を放火犯として、希美との関係性も含めて追うのをやめる(諦める)まで、ということでしょうか?だとすればそれはそうかもしれませんね。そして成瀬に寄り添う(あるいは頼る?)ことを自分に許した、ということでしょうか?
ただ気がかりなのはドレッサーの夜の希美の心理です。このシーンでは布団に寝そべっている、ということで、4話のドレッサーを背にした母親からの電話のシーンと対になっていると思うんです。相違点はチケットを見るか見ないか、なのですが、ここで所謂成瀬派(成瀬ファン?)はチケットを見ない=成瀬が心にいないのか、と肝を冷やしたと思うんです(かくゆう私もその一人)。
motoさんの「攻め」という言葉を受けて考えてみたのは、希美はいつの間にか「受け身」になっていたのではないかと。ゴンドラで野望ノートに記載された野望と「上に行く!」は実現された。その時上昇志向も消えた。ところがドレッサーが送られ母に対する罪悪感が喚起された、ということは希美にとって孤独だった一番つらい日々が蘇ることになると思うんです。このドレッサーシーンに希美の孤独感が最も表れていたような気がしているんです。
上昇志向の消えた希美には「攻め」の一手がない、それゆえある意味さざなみ以前の希美に戻ってしまった?、さざなみ以降のつらい記憶をあえて表層意識から消してしまったのではないかと。究極の愛が精神保護システムだとすれば、それをあえて忘れる、手放すこともことも精神保護のためではないかと思うのですが。
実はこの「受け身」姿勢もゴンドラの経験からすでに希美には培われていて、ドレッサーでついにさざなみ以降の記憶を表層下、あるいは深層の表面あたりまで消してしまったのではないかと。それ故「誰にも頼らん」まで消えてしまったのではないのかな~。そしてそのことと、上でmotoさんが書かれていた時間の感覚が微妙に重なり「成瀬にあってはならない」が表層意識では消えていた?のではないのかな、と思い始めています。
以前書き込んだ成瀬との再開シーンに西崎のシーンが挟まる、このことで、思いっきりややこしくなるんですが、成瀬に対する感情は西崎の不倫告白を抜きにして考えてみないとちょっと整理がつかないような気がしています。
ひまわりさんへ
ひまわりさんはmotoさんないし私とは逆アプローチから物語を追っかけて行こうという立場なのですよね?
にもかかわらず、motoさんサイドの方面も考えてくれている、何か頭が下がる思いです。
島編ないし究極の愛は、ここからすでに始まりなのだろうか?、いや実は一つのきっかけにすぎないのではないか?ここも私には謎の一つなのです。すべて解明したい、ですよね?演出意図から見えるもの、もそうですね。
ひまわりさんとmotoさんのやりとりをみていて、私がこのドラマに嵌った理由がようやくわかってきました。
人間の心理が最もミステリアスである、という部分、もともとミステリー系が好きなのでこの壮大な謎解きはど嵌りしてしまうところです。
えっと、ひまわりさん
ドレッサーが今現在の問題、というのは早苗の事については記憶の中の問題になりますが、ドレッサー及び奈央子は現在進行形で現前として存在している、という意味です。ただ、この表現は思いつきも多分に含まれるんで、まだ明確に切り分けできているわけでは無いです。
成瀬に対する罪意識は、現在でも抱えている、ととっています。成瀬に対する罪意識が『究極の愛』の起動条件です。
究極の愛が西崎に対して働いたプロセスはもう一段考えないと、と思ってます。ただ今現在のでは、ドレッサーが早苗に対する罪意識を刺激→同じく成瀬に対する罪意識刺激→究極の愛起動するもゴンドラにより究極の愛自体は成瀬に対する心理変化は起こさず空回り状態で立ち上がり→何らかの原因で成瀬に結びついた。
こんな感じかな?
しのぶさん、
そやね。究極の愛が時間条件を伴っているとすると、『成瀬に頼れない』がどこかで解消しないといけないですね。これは起源が微妙に異なりますからね。そして実際その後の杉下は成瀬を頼っている(作戦の成立自体が成瀬に依存)形ですからね。奈央子に就職の事で野口に相談した?と聞かれて、ダメな時には、と言った発言があるから、やっぱりゴンドラかなぁ。頼れん!がゴンドラでどう解消するのかはもう一度考える必要が有りそうですね。
しのぶさん
はい、逆アプローチなんですよね(笑)
motoさんやしのぶさんのアプローチから考察することで、自分の考えの矛盾点だったり、裏付けだったりが発見できますので、とても面白いです。ただ、本来の自説と違うので、論点がずれてたり理解不十分な点が多々ありますが、ご迷惑かもしれませんがよろしくお願いします。
私は成瀬との野望が誓約になったとは思っていません。ですが、究極の愛について、『成瀬への罪悪感から究極の愛が生まれ、それが杉下の精神保護システムになっている』、というmotoさんの解釈、非常に共感できますし近い考えを持っています。
すると、ゴンドラからN作戦2までの希美の心理変化は、ゴンドラ以前の野望、上昇志向、究極の愛の定義が一変する部分かもしれないので非常に興味がありますし、自分も丁寧に謎解きしたい部分です。
motoさんの『全てが成瀬に還元される希美の半生』ほどではありませんが、私も成瀬が希美の人生に非常に大きな影響を与えた人であると思います。2人は直接会っていなくても、会話していなくても、相互に影響を与え合っているように思えます。
なので、ゴンドラからN作戦2までは、希美サイドからだけでなく成瀬サイドから考えてみると、また新しい発見があるのでは…と思ったりして見返してるんですが。希美の野望が成瀬との誓約・呪縛になっている…これが成瀬サイドだと、希美から譲られた奨学金が希美との誓約・呪縛になっている。成瀬の詐欺で闇落ちしてからN作戦2までの過程、希美のドレッサーからN作戦2までの過程、2人は再会し2人とも放火事件前の関係に戻ろうと思った。時差はあるものの、この過程での2人の心理は対比されていて、それが結びついていたとしたら‥何か答え出てこないかな。出てきたら面白いですね。
motoさん
頼れん!がどうゴンドラで解消するか…安藤に「つかまってていい?」で解消したって解釈じゃいかんとですかね?(笑)
あ、あとフラッシュバルブ記憶!私の中では整理できました。結論は、「ゴンドラのシーンに瞬きとシャッター音がないのは、希美にとってトラウマとなるシーンではないから」という収穫を得ました。
よって、安藤派としてはこの「つかまってていい?」が希美の心理変化の非常に大事な要素になってくるんですよ~
ひまわりさんって本当に頭良いね、羨ましい。
普通、自説を考えながら、それと趣旨を異にする、分断された意見の筋道を正確にトレースし直す、なんてそうそう出来ないですよ。感心するわ。
ひまわりさんも自説を展開頂いて結構ですよ。ここは自分の世界を構築するのに、相互に刺激を与え合う場所だと思っていますので。
安藤への『捕まってていい?』が『頼らん!』の解消、という意見は強ち外れてなさそうな気はする。でも多分にそれは何かがゴンドラの経験で解消した結果、というふうにとった方がよさそうに思えます。問題はそれが何か?なんですね〜
フラッシュバルブ記憶は、えらい強引に持ってったね!でも今はそれでもいいかもしれませんよ。このドラマ、同じく場所を何度も評価し直さないといけない事が多いです。
私もゴンドラについてはもう3回位考えいますからね。一先ずの解釈として先に進んで、また後日見直す日が必ずきますので。
多分私は杉下の偽証受け入れに関してはもう五回位見直してると思いますよ(笑)
motoさん
私は決して頭のいい人間の部類じゃないです。舞台を趣味でですけど、わりと長年夢中になってしていたので、芝居を分析するのが好きなだけです(笑)motoさんは哲学の分野から考察してる、私にはそれこそできない分野です。
しのぶさん、motoさん
しのぶさんが上で書いてましたが、ゴンドラで「上に行く!」が実現し上昇志向が消えた、ここは自分の考えと違う部分です。私はバルコニー演説からゴンドラ前までの上昇志向に変化が生じた、と思っています。
バルコニー演説
『一人で正々堂々と生きて行く。誰にも頼らん。欲しいものは全部自分で手に入れる。最後まであきらめず上目指す。』
さざなみ事件
『誰にも頼らん』が『成瀬にも頼らん』に変わった…ここは少し違うかな。
バルコニー演説の内容に『成瀬には頼れん』が加わった、その方が近いかな。
ゴンドラ
『一人でどこまでやれるかやってみたい。それまでは誰にも頼らん。』
無人島のお題で安藤と話した内容から引用しました。以下は私の推測。
『欲しいものはなるべく自分で手に入れる。一人でできる限界までいったら、人に頼ってみるのもよいかも』
よって、「上にいく!」と言うより、「一人でどこまでやれるかやってみたい」に変ったんじゃないかなあ。そういう意味では上昇志向は消えたのかな。上昇志向と言うよりも…チャレンジ精神かな。素の希美はそんな明るくて前向きな女性、なんだろうなと思います。
あと、すみません。ちょっといろいろ見返してたら気になる場面が二つあってですね。みなさんはどう解釈されてるのか気になったので聞いていいですか?
一つ目。「焼き鳥食べたい!」の後、成瀬の姿を見て希美が無心に追いかける場面あるじゃないですか?あそこは成瀬との再会を肯定していたんですかね?野望もまだ実現してないけど、「成瀬くん」って何回も読んでたし、成瀬が気づいたら会って話してたんでしょうかね。この時の希美の心理ってどうだったんだろう。純粋に父親が亡くなった成瀬くんを心配していたのかな。
二つ目。現代の高野の訪問に希美がうろたえる場面。ここの希美の台詞「一瞬で蘇ってくる。波の音、海の匂い、憎しみ、軽蔑、無関心、混乱」、これもさざなみ炎上後の島時代のことを指しているんでしょうか。この台詞と共に回想シーンが出るんですけど、映像は海(成瀬)、父親(憎しみ)、ゆき(軽蔑)、友人・高野(無関心)、母親(混乱)なんですよね。これも最後の「あの火を見てたら…」と矛盾するような気がして。ドレッサーを見て蘇ってこないなら、高野を見ても蘇らないような…これは視聴者のミスリードを誘う演出なのでしょうか?
以上、二つなんですけど。どうお考えですか?
ひまわりさん
成瀬を追うシーンですが、ここは結構素直にとっていて成瀬を見かけた事が成瀬への感情を直接的に刺激して、頭で考えるより先に行動が出てる、それほど成瀬に対する恋しい気持ちが強い事の表れ、と理解しています。場所が東京、という事もあったかな。
あと、高野が訪ねた際の動揺ですが、他と意味合いが異なると思います。
高野は成瀬のさざなみへの関与を現代に暴こうとしている存在です。一方杉下が成瀬の暴露に対して話した感情は、そのさざなみ炎上を見て感じた事ですから、同じ土俵では語れないと思います。成瀬に語った独白は成瀬が救世主として自分にまとわりついていた関係性を焼き払ってくれた、そのおかげで自分の行動や価値観が変わった、という事を言っているのであって、それら三人に纏わる記憶であったりその際の感情自体が消えて無くなる訳では無いですから。
一方高野の存在は、その救世主たる成瀬の存在そのもの、杉下が守りたいものそのものを脅かす存在ですから、鳴瀬及び成瀬に紐付いている全ての記憶と感情、それは三人に関する事も含めて呼び出される、というのは無理の無い表現だととっています。ですから成瀬が頭ですよね。上手く伝わってるかな?
ひまわりさん
私もmotoさんとおなじくひまわりさんって、本当にすごいな、って思っているんです。
実は「安藤説」も真剣に再考してみたいと思っていまして、というのは私には自説というものはあまりなくてですね、ある程度固まってきた論、をもとに自説のようなものがくっついてきたという感覚です。この際結構大事にしているのは、放送時、つまり初めて見た時の感覚と違和感、特に違和感については考察の基点になっているような気がします。
気になる点についての質問については追って返答できるべく頑張ります。(motoさんがさらっと答えちゃうかも…)
motoさん しのぶさん
お二人とも、ほぼ同じ時刻に(笑)お返事ありがとうございました。
motoさんのお考え、すっきりしました。
成瀬を追いかけるシーン、頭で考えるより先に行動が出る希美の習性ですね。同感です。
高野との再会シーン、motoさんの「同じ土俵で語れない」、その通りだと思いました。放火で救ってくれた成瀬、その存在を脅かす存在の高野。炎上で消えたものと、高野を見て蘇ったものは別物。
motoさんの成瀬と成瀬に結びつく全ての記憶・感情が蘇る、つまり放火をさせてしまった罪悪感も同時に刺激される、ということなんでしょうね。だから、回想シーンの冒頭も成瀬、その後の台詞も「一度ついた嘘はつきとおす」なんですよね、成瀬を守りたいから。
‥とすると、ドレッサー事件の話に戻るんですけど
島での再会、フェリーを降りたところでも高野と会いますよね。ここでも、希美は少し動揺しているように見える。それすら乗り越えるくらい、再会しても良いという心理変化があった。成瀬サイドは分かるんですけど、やっぱり希美サイドはここは難解ですね。
ひまわりさん、
結婚式における埠頭での杉下の様子ですが、結構シンプルにとってます。
確かに高野はさざなみ炎上を暴き得る立場ではあったけれど、そこまでの驚異では無いと思います。この段階でさざなみは実質迷宮入りですから。ただ杉下には偽証の精神的負い目がある事から、そそくさと高野の前から姿を隠した、という位でしょう。
それと東京で再び会う心理ですが、この段階でさざなみからすでに四年が経過しており、実質迷宮入り状態でかつその後に二人が近しい関係性を持ったと言って、当時の関係性に関する証言が嘘である、といった論証は成立しませんから、そこはある意味たかをくくっていた、といっても良いと思います。だからスカイローズガーデンの事件さえ無ければ、二人が恋愛関係になり、それが知られても特段問題が発生する状況では無い、といって良いと思います。
ここは杉下の心理変化というより、『究極の愛』の精神保護システムの空回りですね。もともとこのシステムは杉下の『成瀬が好きで堪らない』という感情と鳴瀬にあってはいけない、というジレンマから彼女の精神を守る為のシステムです。
その変換因子に時間条件が存在し(野望が実現するまで)、その時間条件が偽となる状況(つまり野望が実現した)では変換条件を満たさず、変換作用が起きない。つまり成瀬に会いたい、という感情がストレートに出力されている、というイメージです。
こんばんは。
(*´∀`)、motoさんがひまわりさんの質問にさらっと答えてしまいましたね~、出る幕無し、しょぼ~ん、嘘です。高野さん訪問時の回想シーンはさざなみ放火が出てこないところがまたミソなんでしょうね。成瀬が始まりでママが最後なんですね。そしてそこが起点、始まりなのだ、って感じでしょうか。さざなみの導火線であるお城放火未遂の動機の一つは「どうしたらお母さんは泣くのをやめてくれるん?」じゃなかったでしたっけ?母親へ気遣い(愛?)、泣けるなあ。希美の中で母親と成瀬が繋がっている、成瀬の中では父親と希美が繋がっている?、なんだかすごい因縁?な気が…
さて、ゴンドラのシーン、希美は結構重要なことを言っているんですね。
・「ちゃんと私の足元は世界の果てまで繋がっている…」
成瀬派の極解かな~、「ちゃんと私の足元は成瀬君の足元に繋がっている」チケットを見なくても大丈夫、成瀬との繋がりに確信を得た?
・「つかまってて、いい?」
自分の目指す(来れる)頂点まで来た時、自分の足だけでは立っていられないことに気が付いた。
・「こんなとこ、私一人では来られなかった。(ありがとう安藤)」
自分ひとりの力では上になど行けない。
これらを繋ぎ合わせると、希美の足元が成瀬とつながっている、が極解としても、「自分の足元は遠く離れた人と繋がっている、人は人と支えあって生きているのだ。自分ひとりの力で立ってはいられない、生きてはいけない、一人で生きる、なんて自分には大それた考えだ、傲慢だったかもしれない。」
希美はそんな風に思ったように感じます。
以前は「受け身」と書きましたが、素の希美でいられる前向きな立ち位置に戻ってこれたような気がします。
そして希美は無意識に「誰にも頼らん」を放棄しているような気がしますね。無意識の意識(気付き)が「成瀬に頼ってはいけない」を覆してしまったのではないでしょうか?
そこから逆戻りのドレッサーシーンに行くような~。この先はまた考えてみます。
(ちなみにこの時の経験からも、西崎はともかく、希美は安藤のチェーンに対して、わだかまりは持ったとしても、嫌う、恨むはなかったと思うけどな~、むしろ恨みきれない、安藤に対しても罪悪感のようなもの、持っていたと思います。⦅女性は愛されること自体に罪悪感を感じるのです。⦆)
しのぶさんへ、
相変わらず『安藤嫌われた』説は受けが悪いな〜(笑)
鳴瀬との繋がり、『成瀬にも頼らん』の払拭、成る程と思う処もあります。ただ『頼らん』に関しては十年後にも再発してますんで、ここはまだ詳細な検討が要りますね。
motoさん
そうですね、実質迷宮入りの事件だから、ここでの高野との再会はさほど脅威でもないのか。納得です。そそくさと去って行ったのは、自分の偽証と言う罪の後ろめたさと言うより、成瀬と高野の「あれからどうしとった?」の会話に、自分がそこにいては会話しずらい場の雰囲気を感じ取った、そんな風に見えました。
しのぶさん
私もゴンドラで最も大切な台詞は「ちゃんと私の足元は世界の果てまで繋がっている」、そして「そう思うのって生きて行くエネルギーだよね」だと思います!
ただ、「遠く離れた人と繋がっている、人は人と支えあって生きている」という考えを希美がゴンドラで芽生えたなら、ドレッサーで改めて母を呼び起こさくても良いような気が…。あの動揺の意味がまた変わってくるというか…
私は
・自分の足元が世界の果てまで繋がっている=生きて行くエネルギー (+)
・自分の過去も自分と繋がっている=早苗への罪悪感 (-)
・過去の心の傷が今の自分を作っている=西崎不倫への嫌悪 (-)
ここまでの解釈、流れは以前書いたものと同じです。(+、-)は希美にとってプラスの感情か、マイナスの感情かってことなんですけど。
この次にやってくるのが、見逃していた、就職内定なんですよね。ここでまた、偉大なおじいちゃんの心に残る言葉。「いい大人になるんだよ。(頭ポンポン)」
・就職内定、春にはのばら荘を出る=良い大人になる (+)
上に書いたマイナスの感情、早苗への罪悪感と西崎不倫への嫌悪感、これが「良い大人になる」に刺激を受けて希美に新しい考えが生まれた。就職内定=また一つ上の世界へ、良い大人になるために、その前に過去の罪、心の傷(主として男女の恋愛)と向き合ってみようか。
そんな時、結婚式のメール「成瀬くんも来るって」のメッセージ。成瀬くんは過去とどう向き合い、どんな大人になろうとしているんだろう…
そして再会後、主に大学を辞めた経緯、「それでも料理人になりたくて」という成瀬の強い願望、希美への謝罪などを聞く中で、希美なりに成瀬の過去との向きあい方、どんな大人になろうとしているかを感じ取ったんだと思います。さらに、昔からの成瀬くんらしさ、ここが変わっていないことにも安堵した。
だから希美も、本来の自分の姿を大切にしつつ、母への罪悪感、男女の恋愛に対して前向きに向き合おうと思った。
ゴンドラからN作戦2までは、一通り自分の中ではまとまったように思います。
こんにちは。今日は少し時間が取れるのでとりあえず気が付いたところとあと妄想にお付き合いいただきたく参上いたしました。
motoさん、上に書いたコメントでは、書いた後、「成瀬に(誰にも)頼れん(頼らん)」についての決定打ではないかなとまだぐるぐるしています。
さて、motoさんの時間論と併せ、さらにさざなみ放火事件が実質迷宮入り、希美はその事をいつどこで知ったのだろうと考えていたら意外なところに!
以前書いた洋介の電話なのでは!?
希美が電話を受けた時、洋介は島に帰ったと言った(島での情報を得た)。そして「成瀬の悪いうわさ」、ここから希美が連想し、最も恐れるのはさざなみ放火と成瀬が繋がってしまったのか!という一点のみだと思います。しかしそれはそうではなくて単純に大学に行っていないということだった。ここからさざなみ放火と成瀬は繋がっていない、実質未解決、ほぼ迷宮入りだと希美は思い、安堵したのだと思いました。(大学に行っていない=たわいもない個人的な噂が流れる=放火事件では成瀬を追っていない)この大きな安堵は「大学に行っていない」ことを心配するまでに及ばなかったのかな?(ほんの一瞬、「なんだ、そんなことか…」くらいに思えたのではないのかと思いました)
ついでですが、この情報に関する描写は成瀬派と安藤派の大きな関心事であった「カニとケーキ」を連想させます。カニとケーキの冷蔵庫描写は安藤が作戦参加の3人が偶然出会ったわけではないことを知りえる情報、希美も安藤がその事(3人の偶然ではない関係性=偶然性の否定)を知ってしまったという情報を得た瞬間、この描写は心理描写ではなく情報に関する描写だったのか!と後にびっくりした覚えがあります。
ひまわりさん
もうまとまっちゃたのですか?もう少し待って~。そしてごめんなさい。成瀬派的妄想が止まらなくなってしましました。「ちゃんと私の足元は繋がっている」~からですが。
・「ちゃんと私の足元は世界の果てまでつながっている」
世界の果て=最も遠いところ=今現在まで会っては行けない成瀬君の足元
・「何もない狭い世界で生きなくていい」
何もない狭い≠成瀬君のいない淋しい=淋しい、でも成瀬君に呪縛された窮屈な
妄想返還=「ちゃんと私の足元は遠くに行ってしまった成瀬君の足元に繋がっている。成瀬君のいない淋しさも、呪縛された窮屈な世界で生きなくていい。そう思えることで生きていける。」
すみません書いているうちにまたぐるぐるしてきちゃいました。保留?かな?
あとひまわりさん、そうですね、「人と人が支えあって」はちと強引でしたかね。
それと例えば安藤に対する愛がこの時芽生えた、あるいは以前から育みつつあった感情が「愛」になった、としても成瀬に対する罪悪感、ならびに「成瀬に頼れん」がそこから生まれたとすれば、それがどこで解消されるのでしょう?少なからず表層意識上では、いったん解消され、また意識上ではっきりと浮かび上がるのがスカイローガーデン事件だと思います。
私は深層心理においてはこの感情は残されていた、と思っているのですが、意識の上では消されている、それは希美の行動に表れていると思っています。そのあたりが知りたいのですが…。
しのぶさん
成瀬派的妄想(笑)妄想大好きです(^▽^)私も安藤派と書いてますが、正しくは中間派?なんですかね。希美のN=成瀬→安藤→成瀬の構図です。だから、もちろん成瀬くんも好きです!
しのぶさんの知りたいこと、確認させてもらっていいですか?
ゴンドラ以降(安藤への愛が芽生えたとして)、成瀬への罪悪感、「成瀬に頼れん」がどこで解消されるか?ということでしょうか。あってますか?
それとも、安藤に芽生えた愛、そこから成瀬への罪悪感、「成瀬に頼れん」が生まれた…つまり、安藤に芽生えた愛は、成瀬への罪悪感を刺激するってことですかね?別の人を愛することを許さない自分が、自分の中にいるみたいな感覚ですかね?その感覚をどう解消するかということ?
ごめんなさい、受け止め方で答える場所とか根拠とか変わってきそうなんで、教えてください。m(_ _)m
ひまわりさん、ごめんなさい。私、句読点の打ち方間違えた!と思いました(汗)。混乱しますよね、すみません。
この際、ちょっと安藤への愛は保留にしておいてください。N作戦2に成瀬に協力を求めたこと自体成瀬に頼っていることになると思います。え~と、うがった見方をすれば成瀬を利用しているようにも見えました、私には。この行為自体、成瀬への罪悪感や「成瀬に頼らん」と矛盾しているように見えます。罪悪感や「頼らん」はさざ波炎上から希美が成瀬に抱き続けた感情だと感じています。しかしスカイローズガーデン事件以降再度復活する感情だと思っています。
>ゴンドラ以降、成瀬への罪悪感、「成瀬に頼らん」がどこで解消されるか?
こちらが知りたいことです。
しのぶさん
返信遅い時間にありがとうございました。
さざなみ炎上後辺りから解釈が違う部分がありますので、しのぶさんの知りたいことの答えになるかどうか分かりませんが、自分の考えを書きたいと思います。長文です!
まず、「成瀬に頼れん」については、成瀬への罪悪感から生まれたものと捉えています。よって、成瀬への罪悪感が消える…ことはないかもしれませんが、希美の中で成瀬に対して罪の償いが終われば、自然に「成瀬に頼れん」も消えると思います。
なので、成瀬への罪悪感がどう解消されるか、その部分だけに絞りますね。
放火をさせてしまったという成瀬への罪悪感、その償いとして希美が行ったことは、今のところ私は2つあると思います。
① 罪の共有
② 奨学金を譲る
①は究極の愛に繋がり、身を引く=成瀬に頼れんになります。罪の共有で、偽証という罪を自分に課し、成瀬に抱いていた恋愛感情を葬った。②は希美の上昇志向=生きるエネルギーを差し出すということ。奨学金は当時の希美にとって、親を頼らずに島を出るために必要不可欠なもの。バルコニー演説で約束した上昇志向の第一歩、希望だった。
よって、①、②はあの時の希美が持っているもの全てを成瀬に差し出した。そんな解釈です。そして、①と②によって成瀬が幸せになることを願った。
母親が東京を訪問した時、成瀬への感情があふれ出す場面ありますよね。ここで最後に口にした言葉は、「元気で幸せにしていたらええなぁ」なんですよね。希美にとって①と②があれば、成瀬は幸せになれると思った。当然時間の経過も必要だと思いますが、その時成瀬が幸せであること、これが希美の償いのゴールだと思います。
よって、希美はその確認をする必要があった。成瀬が幸せであるという確認。だから、同窓会も出席した。それと同時に母が一人で生きていることも確認してますよね。母の確認をした後の希美の表情はとても満足そうでした。次は成瀬くん、そう思っていた時に成瀬父が亡くなったことを知り、成瀬が幸せでないことを確認する。
そして弟からの電話。しのぶさんの分析を頂きます!弟からの電話でさざなみ事件が実質迷宮入りなのが分かる、これも希美にとっては成瀬の幸せを確認する一つの手段になったでしょう。しかし、大学に行っていない。これは気がかりだったと思います。つまり、希美が差し出した①の方は成瀬の幸せに結びついているが、②はそうでないことになります。
弟の電話からゴンドラまで、希美が成瀬に思いをはせる場面がないので、成瀬への感情は変化なしだと思います。おじいちゃんの言葉で少し救われた節はあったかな。苦労(罪悪感)は忘れるのが一番、忘れてもいいのかな…ぐらいには。
でも忘れるなんてできない、これがドレッサー事件。でも安藤からの刺激もあって、過去の精算で人生を終えたくない、広い世界に出てみたい。就職も内定して、そんな折に結婚式のメールで成瀬も来ることを知った。希美にとっては人生の岐路だと思います。ここで成瀬が幸せであれば、自分はもっと広くて明るい世界に行けるのですから。だから、成瀬が幸せである確認をするために島へ行った。
まとめると、ゴンドラ以降成瀬への罪悪感が解消されたのは、四阿で成瀬と会話する中でだと思います。島で再会する覚悟はしていたと思いますが、希美の予想以上に成瀬と語り合えた。成瀬もずっと希美と会いたかったから、その相互作用で急接近になってしまったのだと思います。
ざっと書きました、長くなってすみません。
ゴンドラ以降、杉下に『成瀬を頼れん(禁止)』の心理が見られない事について思考を巡らせていたんですが、漸く解決がつきました。結局、この『成瀬を頼れん(禁止)』も『究極の愛』と紐付いていたんです。
『成瀬を頼れん(禁止)』と『究極の愛』は成立は異なりますが、実質一体化していたんですね。つまり『究極の愛』が成瀬との接触を抑制する心理システムですから、成瀬と接触しなければ『成瀬を頼る』事もない訳です。ですから『究極の愛』が杉下の表層心理上、『成瀬を頼れん(禁止)』を隠蔽していた事になります。
ですからゴンドラで野望が実現する事で『究極の愛』が成瀬に対して効かなくなると、この『成瀬を頼れん(禁止)』も効かなくなったんです。で、この『成瀬を頼れん(禁止)』が『誰にも頼らん(意志)』の根源ですから、他の人物への依存への抑制もはずれることになった。
それが安藤に対する『捕まってていい?』で有り就職に関しての奈央子のへの答『どこもダメだったら(野口に相談する)』の発言になっているんですね。
そう考えると、ゴンドラで杉下の世界観が変わり、彼女が自分の限界を自覚したのは、景色を見て、ではなく野望実現によりこの『誰にも頼らん(意志)』が解消したが故、という見方も出来るんですが、しのぶさん、ひまわりさんどうでしょう?
ひまわりさん、
誰にも頼らんが成瀬に対する罪意識が解消されたが故、とのご意見ですが、私にはしっくり来ません。
それが何処から来るかというと、成瀬のさざなみ炎上の真相暴露に対する安堵の表情なんですね。安堵する、という事はその事がずっと気になっていた、ということで有り、それはつまり成瀬に対する罪意識だと思うんですよ。ですから私は成瀬に対する罪意識はこの成瀬の真相暴露で漸く解消したと見ています。
motoさん
成瀬に対する罪意識が解消された=「誰にも頼らん」の解消とは書いてないと思います。成瀬に対する罪意識の解消=「成瀬に頼れん」の解消です。
当然、全ての罪悪感が完全に除去されるなんて不可能です。でも人が時間を前に進める時、自分がしたことを自分が許すために、何か目途を立てると思います。そもそも罪悪感って、相手の感情がどうのじゃなくて、罪を感じている人自身が自分に罪を与えているものだと思うので、だからさざなみ炎上の真相を聞いた時の希美と矛盾するとは思いません。
あと、島での再会時と現代のプロポーズシーンでは、さざなみ事件に対する緊張感も違いますしね。高野に対する対応がその違いを表してますよね。
一つ前の投稿について書きます。
究極の愛と「成瀬に頼れん」が結びついている、ここは私も解釈が一緒です。
ただ、『成瀬を頼れん(禁止)』が『誰にも頼らん(意志)』の根源、ここは疑問です。
私は希美の上昇志向は希美自身のもの、成瀬とはまた別の次元のものだと思ってます。なのでmotoさんとは解釈が違ってくると思います。私は「成瀬に頼れん」は成瀬への罪悪感に起因するもの、「誰にも頼らん」はバルコニー演説が示す、希美自身の上昇志向に起因するものと捉えてます。
そもそも、なぜ希美は「誰にも頼らん」とバルコニーで宣言したのか。その理由は親ですよね?だから、ここが解消されない限り、「誰にも頼らん」は完全に解消されたとは思えません。だから、「成瀬に頼れん」が解消=「誰にも頼らん」が解消は無理があると思うんですが…
きっと野口に頼って職をもらうなんて、さらさら思ってないと思うんですよね。奈央子の手前言っただけ、奈央子もそれは見抜いている。だって希美は本当のことは言わない。どこに嘘が隠れてても不思議はない、あの場面はそんな印象を受けました。
希美がゴンドラで「頼ってみてもよい」と感じたのは、本当に自分が心を許せる誰かに限定されるような気がします。だから、基本は一人でどこまでやれるかやってみたい、なんだと思います。
あと、野望の実現=「誰にも頼らん」が解消…これは野望に対する捉え方がまた違うので、一つ確認させてください。
motoさんのお考え、野望の実現=究極の愛から成瀬が外れる=成瀬への罪悪感が解消=成瀬に頼れる=誰かに頼れる、という流れであってますか?
あ、最後のところ、たぶん私間違ってますね。
motoさんのお考え、野望の実現=究極の愛から成瀬が外れる=成瀬に頼れる=誰かに頼れる、かな?
そしてドレッサー事件では、早苗への罪悪感が刺激される=成瀬への罪悪感が刺激される=成瀬が外れた状態で究極の愛発動、ということですかね。
すみません、上下がごっちゃになってましたm(_ _)m
あれ?俺ひまわりさんの論理を取り違えてるかな?
もう一回良く読んでみますね。
ご質問の件ですが、『究極の愛』に紐付いていたのは成瀬に対する罪意識では無く、『成瀬に頼れん(禁止)』です。成瀬に合わなければ頼る事もない、という論理で時間経過で実質的に一体化してしまった、と見ました。
誰にも頼らん、の評価ですが、ここがひまわりさんと意見が割れているところです。
私の判断では、まず『成瀬に頼れん(禁止)』はお城放火未遂で成瀬が代理放火をしようとしたのを目の当たりにして、成瀬を巻き込む事に恐怖した事が発端ととっています。
彼が簡単に吊り橋を渡ろうとしてしまう様を見てしまった。でも彼は救世主なんです。頼りたい相手なんです。でも頼る事は彼を自分のドス黒い感情に巻き込む事になる。このジレンマを解消する方法はたった一つで彼を頼らない事。だから『何もいらん!』。
自分が救世主だと思う、頼りたい相手を頼れない訳ですから、他の人にも頼れない。だから『誰にも頼れん』。
つまり私はお城放火未遂のシーンで制作者は『誰にも頼らん(初心表明)』と『誰にも頼れん(お城放火未遂)』をすり替えた、と見ている訳です。
ですので『成瀬に頼れん』が作動しなくなれば『誰にも頼れん』も作動しなくなる、という論理です。
で、なぜ『すり替えた』と見ているかですが、ここの判断は『野望』の性格からの類推です。野望は本来『つまらん現実』からの逃避先としての妄想です。本来は島を出てしまえば用無しの代物だった。その野望の一部である初心表明の内容も野望と同じく苦しい現状を乗り切る、自分を鼓舞する方便だと判断しています。
あともう一点挙げるとすると、彼女の『誰にも頼らん』は自らの夢を実現する手段として誰かに主導して貰ってそれについて行く、という生き方を拒絶?しているのであって、苦境における援助を拒絶する事を表しているものではない筈です。
ですがよくよく見ると『何もいらん』は苦境に対する援助への拒絶なんですよね。
ここもうまくカモフラージュされていて、東屋での『誰にも言わんといて』が『何もいらん』と関連しているように見えますが、『誰にも言わんといて』は意地、プライドレベルの話ですが、『何もいらん』はそういうレベルを超えている状態での援助の拒絶になっていますから、これはすり替えが行われた、と見ている訳です。
で、卵が先かニワトリが先か、では有りませんが、ここがすり替えでないと、数日前にお話ししたタイトルに基づくドラマ観、成瀬が全ての原因、というのにならんのですよ(笑)
あ、すでにひまわりさんのが先に入っとった!
motoさん
物語に『すり替え』があった、そう判断するかしないかは、野望の捉え方の違いですかね。
私は野望が『つまらん現実』からの逃避、これはなんとなく分かるんです。私は野望=『辛い現実』で自分を奮い立たせるための生きるエネルギー、そんな言葉にしたいです。でも、解釈は同じような感じです。
でも、motoさんの「本来は島を出てしまえば用無しの代物」ではないと思います。野望の一部である初心表明、この内容は野望と同じく自分を奮い立たせるもの。とすれば、初心表明時の「誰にも頼らん」の最も頼りたくない相手は親です。
島を出て、そこから初めて本当に親に頼らない人生が始まる、女子高生にしたら相当な決意です。方便とも思えません。(本編に関係ないですが‥育児するようになって余計思います、親のありがたさ。女が親に頼らず出産・育児するって、身体的にも精神的にも相当きついと思います)
この先ずっと親には頼らん、正確には父親には絶対頼らん。早苗に対しては島を出る決意が、早苗に頼らないを決定的にしていると思います。しかし、初心表明で島を出ることを含め決意は固まってますから、「早苗に頼らない」の起源もここだと思います。
よって、この決意はそう簡単にすり替わったりできない、相当強い覚悟だと思うんですよ。成瀬への罪悪感はまた別物。「親に頼らん」は希美の最も重い傷が生んだもの。その傷がすり替わるとは思えません。
もし、成瀬への罪悪感が早苗への罪悪感を刺激するのであれば、成瀬への罪悪感が完全に解消した放火事件の真相暴露後、躊躇うことなく早苗の元へ行けそうな感じですもん。成瀬は放火犯じゃない=さざなみもスカイローズも、自分の守りたいものは守れる、ということですよね。だから「成瀬に頼れん」も外れる、ここで「早苗に頼れん」も一緒に外れたら、その後の成瀬とのくだりも医者との話も、池園さん再登場!!もいらない気がする(笑)
ひまわりさんへ
これは何度も出ている話題ですが、結局それぞれがこのドラマで何を見たいか?感じたいかが根本的な差異なんだと思いますね。
私がこのドラマに観たいのははっきり言ってしまえば『自分と自分のマリア様が今でも繋がっている』と思わせてくれる世界なんです。それが私がこのドラマにはまった理由でもあります。
私は親との間にドラマで垣間見たような経験がありません。ですので似た経験をお持ちの方に比べれば随分とそっちを軽視している、といえるかもしれませんね。
あと、私の特徴としてはひねくれてます(笑)。一般的に通っている説、普通に追えばそう見える、という解釈を徹底的に懐疑の眼で見てますね。だって、ミステリーとして考えれば、そっちのほうが面白いじゃないですか(笑)
相変わらず受けが悪い、『安藤嫌われた』説とか、スカイローズガーデンでの二人の手繋ぎは『成瀬の怒りの決別宣言』説とか…
何度も物語を追って、理解が深まる、緻密化するたびに『あれ?そうするとあそこの部分て、どうなるん?』という部分が幾つも出てきて、あれ?そうするとあそこの部分て、話が逆にならん?といったものが出てきたり…
まあ、面白いドラマですね。
で、話を本論に戻すと私が『全てが成瀬に還元される、起因する』と言っているのは、そのほうが意外性があるから(笑)
例えば杉下のトラウマですけど、世間では成瀬がトラウマ、若しくは杉下の強烈なコンプレックスの対象だとは認識されていませんよね?さざなみ炎上の炎についてもそうで、確かに炎で解放されたけれど、逆に成瀬に縛られました。
って、全然違う方向に言ってるな。成瀬に対する罪意識の部分はまた別に書きますね。
横からすみません。motoさんの仰っていること、わかるような気がします。私も成瀬派ではありますが、成瀬というキャラクターがそこまで好きかと言われるとそうでもないかもなんです。(好きは好きですけど、中の人も)
ただ純愛と銘打っているストーリーに親のトラウマよりは「愛」に呪縛される、という方がなんかしっくりくるというか、筋が通るというか、美しい一つのラインが描けるような~。まずはそのストーリーを完結させてみたい。
ただし、別のストーリーも描けるのであればそっちも知りたい、昔から気が多いので~
(あと「安藤嫌われた」説は半分同意で、半分不同意です。西崎は同意、希美の方は不同意、ってとこかな。)
motoさん
なるほど~!!
確かに、私は親との価値観の違いに悩み、親から離れたくて県外の大学へ行き、就職し、20代で希美と同じような病気になり、病気がきっかけで親と分かりあえた、という経験があります。病気については完治したので、今は全然元気ですが(^^)
だからかな、すごく希美と親とのシーンは親近感がわいて共感できるんでしょうね。もちろん恋愛面も、共感できるところは多々あるんです。ただ、私は恋愛だけじゃなく親との関係も含め、出会った人全てのおかげで今の自分がある、そう思ってます。だから希美という人物像も、さまざまな人との出会いや経験を通して、その中で成長していくという姿が観たいんだと思います。
あと、徹底的に懐疑の眼で見てミステリーを楽しむ、この発想はとても好き!自分もミステリーを楽しみたいので、懐疑の眼で見たいです!視点はmotoさんとは少し違った角度からになるかな。私はお芝居の経験を生かして、あらゆる場面を製作者がどのような意図で撮影し編集しているか、そこから切り込みたいです。
しのぶさん
純愛と釘打っているストーリー、私はこのサブタイトル(?)は成瀬サイドと思ってます。希美も純愛と言えば純愛なのかな。愛に呪縛される希美の純愛ストーリー、これも観てみたいです(^^
あと、私も安藤派と言いながら、motoさんの『安藤嫌われた』説、半分同意なんですよ(笑)でもしのぶさんとは逆。希美は同意、西崎は不同意かな。まぁ、希美も完全に嫌いというわけじゃないんですけど、でも根本的に嫌っている部分はmotoさんと同じになる気がする。
そうそう!しのぶさんに聞いてみたいことがありました!
ちょっと前にしのぶさんが書いていた『初めて見た時の感覚と違和感』、実は私もそこが考察にのめりこんだきっかけなんです。ぜひ、その感覚や違和感がどんなものだったかお聞きしたいです。もし良かったら教えてください!
すみません、本編とは関係ないことばかり書いて、そして聞いてますが。あげちゃいます(笑)
ひまわりさん、
杉下の罪意識についてですが、私の捉え方を書かせてもらいますね。
さざなみの真相暴露で、確かに杉下のさざなみ放火に関する罪意識は解消された、と思っています。
ですが母親に対する罪意識は解消しないと思うんです。罪意識って面白くて、一つを想起すると、関連した罪意識が連鎖して呼び出されるんですが、その解消となると個別なんです。なぜなら彼女が早苗さんを切ったのはあくまで彼女の選択としての行為の結果であるからです。確かに早苗さんを切るに至った経緯にさざなみ炎上に関する誤解があったのは事実ですが、その誤解は早苗さんをに対する罪意識を強めこそすれ、それを解消する材料にはならないんです。だから早苗に会いに行った時は杉下は相当怖かったと思います。だから直前で逃げ出したんだろう、という判断です。池園さん登場の演出意図はよくわかりません(笑)
ひまわりさんは早苗さんに会いに行った杉下の心理はどうおとりですか?
杉下の『誰にも頼らん』がひまわりさんの仰られるものなら、早苗は杉下に取って『嫌悪』の対象で杉下は早苗さんを『赦す』ために尋ねた、という展開になるような気がします(私も以前は赦す、だと思っていました)
今私は杉下は早苗さんに『赦してもらう』ために尋ねたという解釈に傾きつつあります。二人が再会したシーンを思い起こしてみると、相互に『赦してもらう』言動なんですよね。
成瀬に対する罪意識ですが、さざなみに関する成瀬に対する罪意識が解消するしても、スカイローズガーデンについての成瀬に対する罪意識は解消しないと考えています。その理由は早苗さんの処で書いたのと同じで、想起は連鎖してもその解消は個別的であるからです。
motoさん
早苗に会いに行った心理について、
私も早苗に『赦してもらう』ために尋ねたという解釈です。
母の生き方に『嫌悪』はあったと思います。でも、母が嫌いなわけではない。希美自身の生き方を貫くためには、母の生き方を否定するしか方法がなかった。ですから、自分の生き方に母が賛同してくれれば、一緒に島を出るつもりでいた。でも、それも母に断られた。
そして、『誰にも頼らん』=『早苗にも頼らん』=『私も一人でやっていくけん、お母さんも一人で生きていって』という別れ。つまり、母の生き方を否定しただけでなく、自分の生き方を母に押しつける形で別れた、そう捉えてます。また、『私も一人で~』の直後に『ごめんなさい』と言ってますので、罪の意識を感じていることは確かです。
ここで、早苗への罪悪感が確立したと思います。その後の早苗の訪問、ドレッサー事件は、その罪悪感が蘇る場面。そして、この罪悪感の起源はバルコニー演説。ドレッサー初登場シーンは母の生き方を初めて否定したシーン、それ以降のドレッサーのシーンも母の生き方を否定し続けるシーンとして捉えてます。
よって、死への恐怖から人に頼りたい、甘えたいという感情が芽生えた時、一番母が辛かった時期に母を捨てて一人で生きて行くことを強要した希美にとっては、どうしても自分の罪を許せなかった。『今更会えんです、親捨てるようにして島を出てきました』、この言葉は本心だと思います。それでも会いに行ったのは、成瀬の後押し、高野の「自分のために生きてええ」、医者の「誰も悲しませずに生きるのが難しいのと同じ、一人で生きて行くことなんてできないんだから」、これらに勇気をもらったんだと思います。何気に、この医者の言葉が、希美の罪を救ってくれてる気がする。
あとは、やっぱり池園さんでしょう!!だって、あの俳優さん、あの数秒の場面のためだけに撮影現場来てんですよ(笑)あの場面に必要不可欠だからこそじゃないですか!池園さん、希美が出て行ってすぐに早苗に伝えたんでしょうね。「俺が受付しとくけ、おまえ希美ちゃん追いかけ!」みたいに…やっぱり神やわ(笑)
母の再婚相手が10年以上たっているのに自分を覚えていてくれた、気にかけてくれていた。それだけ母が希美を心配していたということ。それと同時に今の母の幸せを壊すことにも恐怖を感じた。とっさに逃げてしまったけど、すぐに追いかけてきた必死な母の姿を見て、心が温かくなっていったんじゃないかと思います。
長くなりましたが、こんな感じです。
成瀬に対する罪意識、そうなんですよね。放火事件の真相から成瀬に放火の罪はないと分かる、しかしスカイローズガーデンでは偽証という罪を犯している。ここに対する罪悪感、消えないですよね。そもそも、ここなんですよね成瀬説に疑問を持った起点。成瀬を守るためにもう一つ成瀬に罪を犯させる選択をするのかなぁ…と。これは、またおいおいですね。
ひまわりさん、
早苗に関する杉下の感情については大凡イメージ出来ました。
そうすると早苗さんに対する嫌悪と罪意識を同時に抱え続けていた、という理解で合っています?
お聞きしたいのは、杉下の早苗に関する嫌悪はどのタイミングで、どのように解消したとお考えでしょうか?早苗に対する嫌悪を抱えたままだったとすると、それを解消する心理プロセスが何処にあったのかが私には見えてないんですね。
それともう一つが、『あの火を見てたら…縛るものは誰も居らん』と早苗に対する嫌悪との関係をどう取られているか?です。杉下に取って早苗の『縛り』とは早苗の依存性よる杉下の束縛で、それが杉下には嫌悪の対象だったと思うのですが、杉下の中に早苗に対する罪意識と嫌悪が並存し続けた、とすると杉下のこの独白とどう折り合うんでしょう?
そこが解決できなかったので、杉下の『あの火を見てたら…縛るものは誰も居らん』を根拠にさざなみ炎上で成瀬という存在がそういった感情をオブラート(もしくは遮断)した、という解釈になったんです。
スカイローズガーデンでのひまわりさんの疑問は、おそらく『助けて、成瀬くん』『成瀬くん、ごめん』と偽証の関係性ですよね?
私はここは結構シンプルに取ってますよ。
杉下に取って成瀬は救世主なんです。自分にはどうしようもない状況で最後に助けを求める存在。
だから杉下が成瀬に助けを求めた瞬間というのは、パニックで後の展開など考えれていないと思います。そして成瀬の顔を見て、血の滴るブランケットを成瀬に引き渡した事で、ある種の安堵を得てパニックは収まった。その時感じたのが『またさざなみと同じく成瀬を巻き込んでしまった』から『成瀬くん、ごめん』なんだと。
この部分は私的にはこれで十分理屈は立っていますがいかがでしょう?
motoさん
お城から追い出されて以降、早苗を起源として生まれた希美の感情は大きく分けて3つあったと思います。
① 早苗の生き方=誰かに依存する生き方への嫌悪
② 早苗の生き方を否定したことへの罪悪感
③ 父・ゆきから早苗が受けた苦痛への同情
③の「同情」という言葉がふさわしいか…迷ってます。希美の早苗に対する「優しさ」…洋介が早苗を責める場面で見せた心情や、慰めたり元気づけたりする場面ありますよね。傷ついている早苗の心に寄り添おうとする希美の心情、それが③です。
さざなみ炎上で消えていったのは、この③だと思います。放火事件以降、希美が早苗の心に寄り添おうとする場面はありません。つまり、「ママの気持ち分かってくれるの、希美ちゃんだけなんよ」、この早苗に縛られてたのが炎上前。そこから解放され上を向けたのが炎上後。その結果、残ったのが①と②だと思います。
では①がどこで解消されるか。
①は早苗自身に対する嫌悪というより、誰かに依存する生き方への嫌悪です。ですから、早苗の生き方が変われば、この嫌悪の対象から早苗が外れると思います。
深夜の電話に対しては、まだ嫌悪が残っています。しかし、漁港で働く早苗を見て安堵するシーンは、嫌悪が和らいでいく起点だと思います。さらに、奈央子との出会い。直接接触のない早苗よりも、身近な奈央子にその嫌悪が少しずつシフトされた、と考えてます。
そして、早苗訪問。「お母さんに会いたくないわけない~一人で生きていきたい」にはまだ嫌悪と罪悪感、両方抱えていると思います。しかし再婚の話を聞き、その後早苗と接点はなくなりますので、ここから先は嫌悪の対象が奈央子に完全にシフトされたと思います。
しかし奈央子への嫌悪も、N作戦2に参加するまでの過程で解消していく。ここの考察はゴンドラ以降の希美の心理とかぶりますので省略します。よって、最後早苗の元に行く時には、上の②だけしか残っていないと思います。
スカイローズガーデン時のmotoさんのお考え、理解できます。ただ、高野の台詞じゃないですけど、場面ごとに理屈が立っていても、物語全体を通して見ると私には不可解なんです。
同じパニックの状況下で同じ成瀬という人物を守りたい、希美にとっては同じ条件のはずです。でも、放火事件とスカイローズ事件を対比させてみると、杉下希美という同一人物が起こした行動とは思えないほど違いがある。ここが、たぶん私の持った違和感でしょうか。
ひまわりさん
早苗に関する感情ですが、1.と3.を分離していたんですね。私は一体と思ってました。
私には新しい視点です。その視点で見た時、どう見えるのかはこれからですが、何か見えるものがあるかも。
私も考えてみます。
さざなみとスカイローズガーデンでの杉下の行動の整合性に違和感があられる、という事ですが、その違和感は恐らく、スカイローズガーデンで杉下が成瀬を引き込んだ、という部分では無いですか?
つまり、成瀬を巻き込みたく無いなら、そのまま警察に連絡すればいいのに、という疑問では無いですか?それは私も考えました。
成瀬を引き込まず警察に連絡すれば成瀬を蚊帳の外外に置いておける。でもそうしなかったのは、成瀬に鍵を開けて貰う必要があったから。何故なら警察が鍵を知れば西崎が望む奈央子を庇って殺人犯になる、という希望を実現出来ないから。若しくは鍵をかけたのは誰か?という捜査となり、安藤が嫌疑対象になるから。だから鍵を事前に外す必要性があって、杉下は成瀬を呼んだ。
安藤派の論理ですよね。そして私が一時杉下のN=西崎、で考えていた時期の論のスタートでもあります。
これはどの時点で杉下が偽証の覚悟を決めたか?の判断になるでしょうね。
ドレッサーの問題から始まった早苗さんに対する杉下の罪意識に関してですが。
今気になっているのが、杉下が早苗さんに会いに行った動機です。
早苗さんに会いに行ったのは杉下が早苗さんから『赦してもらう』ため。
ですが、成瀬が現れるまでは早苗さんを拒絶する心理が続いていた。
それは早苗さんに対する杉下の罪意識から、というのは問題ないのですが、では成瀬が現れる事でなぜ早苗さんに『赦され』たいと思ったのかが、今度わからんのです。
杉下が早苗さんを『赦しに』行った、という従来の解釈では、いずれ成瀬に頼りきる生活を余儀なくされる事が予想された杉下が、自己嫌悪を抱えたまま成瀬に依存するのが成瀬に対して申し訳ない、と思って(つまり何もかも成瀬に任せたいという気持ち)、そうなる根源である早苗さんに対する感情を清算するために早苗さんを『赦しに』行った。
そういう解釈でした。
ですが、これが早苗に『赦してもらう』だと、成瀬と早苗さんに会いに行く動機がどう結びつくのか?が解らんのです。
あと、別件ですが。
しのぶさんが9日に指摘した問題。『洋介からの電話』。
このとき杉下は動いてないんですよね。Nチケットは見ますが。杉下にとって成瀬は大事。それなのにこのとき杉下は能動的行動を取れていないんです。それがなぜか、よく判らん。やはり『野望』が彼女の成瀬に対する行動を縛っていた、という事なんですかね?
さらにさらに別件で、
ゴンドラで『野望』が実現し、『成瀬にも頼れん(禁止)』が解消したにも関わらず、何故か杉下、成瀬と接触を取ろう、という行動を見せてないんですよね。これが解らんのです。自己抑制心理が外れたら、成瀬に接触しようという能動的行動が出ても良さそうなのにそれが見られない。
これらが今のところの疑問かしら?あ、ドレッサーの問題は後は何が問題なんだったけ?
議論があちこちに飛びざるを得ないから、このドラマほんとこんなことばっか(笑)
motoさん
そうなんですよね、偽証の覚悟を決めたタイミング、やっぱり違和感ありますよね。
こちらの成瀬普及講座?すごい!と思いました。あの状況で成瀬に外鍵をはずしてもらう事、そして隠滅も必須。安藤が外鍵をかけた理由=中の人間が必然的に集まっていることになるからですよね。だから、成瀬以外の人に頼むわけにはいかない。安藤がという確証はなくても、外鍵については成瀬に頼むしかない。
しかし、成瀬に偽証させるのは外鍵のことだけでよいのではないか。後の処理まで西崎と成瀬主導で決めて、その決定に希美が後から乗っかるみたいな、この構図にどうも違和感が残るんです。希美ってこんなに後手後手の人物だったか、と。将棋がモチーフになるくらいの人物ですから、私の中ではもっと先を読める人なんですけど。いや、事件前までは先を読んでいる希美の描写もある。であれば、ここにも何かトリックがある?もし、一見西崎&成瀬が主導に見える事件処理も、希美が先手を取っている構図になるとしたら、どうなるんだろう?そんな謎解きがあったら面白いかも‥と、ただいま検証中です。
西崎のNって、やっぱり奈央子なんでしょうかね??ここも、みなさんどう思われてますか?
motoさんのコメントはいっとった、ごめんなさいm(_ _)m
私がどんどん論点をずらしている、本当にごめんなさい。疑問が次から次へと、しかも物語全体を巻き込むから、思いつくまま投稿してしまって。そしてmotoさん!私も正直同じこと気になっていました、ドレッサーの問題は後何が残ってるんでしたっけ?(笑)
弟の電話後とゴンドラ後、成瀬と接触しない理由、安藤派の答えは「安藤に恋心が芽生えているから」です!あ、でもこれはmotoさんには受け入れてもらえん気がする‥しょぼん(_ _;
ひまわりさん
論点があっちこっちに飛ぶ問題、ひまわりさんの責任ではありませんよ。
この物語が何であるかを考えると、あっちこっちの事を検討しないと見えてこない。だからこれでいいんです(笑)
杉下が偽証を受け入れたタイミングの議論についてですが、これはやはり成瀬が指示した時点だと私は思います。もし安藤若しくは西崎の保護が目的で成瀬に外鍵を外させるために成瀬を事件に引き込んだのであれば、西崎の偽証要求の時点で杉下はそれを受け入れていなければなりませんが、西崎への答えは拒否なんですよね。
将棋を指す事から杉下は事の先を読めるかのイメージが有りますが、私の印象は逆ですね。これは彼女自身が四阿で『考えるのは苦手』と言っているので、正しいと思うんです。それに、杉下って巻き込まれキャラじゃないですか?さざなみまでの彼女は、必死に自分の周りで起こる状況に対応しようとしているキャラに見えます。だから実は私はスカイローズガーデンでの杉下の偽証受け入れてプロセスって、彼女の特徴に沿った自然な印象なんですよね。
先読み、若しくは僅かな情報から真実を理解する、という意味では成瀬がそのイメージですね。この部分に関しては成瀬は安藤よりずっと上です。入室して部屋の状況を見て、西崎と僅かな会話をして、とたったこれだけの間に事件の全真相を理解していましたからね。
西崎のNは…奈央子でしょう。というか奈央子で無いと困ります(笑)
西崎自身があそこまで言い切っていますからね。奈央子で無いと杉下に語った事が嘘になる。ミステリーでは、トリックや引っ掛け、隠蔽はOKですが、嘘はルール違反ですから。そういう意味で私は杉下のN=奈央子としています。でもひまわりさんの感覚はわかりますよ。何故自分を切り捨てた杉下にそこまで肩入れしているのか?という事ですよね。
な、言ったろ、うまくいくって!(安藤談)
ね、言ったでしょ、ひまわりさんの分析が後々いい意味で波紋を呼ぶって!
私、成瀬派的視点(西崎説も考慮に入れ再考しつつ)から丹念に希美の心理を追っていけば見えてくるかな~と思っていたんですが、ひまわりさんとmotoさんのやり取りを見ていて、前からと後ろから、さらに原点に戻る必要があるのかもしれませんね。ドレッサー(後?)問題は大丈夫、言い出しっぺの私がちゃんと整理していますから~。そのうちまた戻らせていただきます(笑)。ていうか結構、まじ笑える、ひまわりさんとmotoさん面白すぎ!
私が安藤説を完全に払拭できないのも、実はいまだ成瀬説にも疑問があるからです。ひまわりさんの私への質問の答になるかわからないけど(初めて見た時の感覚、でしたよね)、事件時成瀬を入室させた理由がよくわからないのです。違和感ってことになるのかな、ひまわりさんと私、裏読みするところとそうでないところが逆なんだなあって思ってましたけど、結構大事なシーンは同じ(なのかな?)疑問を抱くんですね!
「助けて」の動機、これがよくわからないんです。パニックというのはわかるし、希美は脆さも弱さもある人だとわたしは思うけど~、でもよくわからない。
確か桃さんが成瀬に西崎を説得してほしかったのではないか、と言っていましたね。
一体何から「助けて」欲しかったんだろ、後々議題にしたいと思っていたんですけどちょうどいいので今聞いちゃいます。
・西崎が頭おかしくなっって変なこと言いだした→助けて
・この状況をどうしたらいい→助けて
・この状況下で外鍵、籠の鳥状態にされている(そこから)→助けて
う~ん…
誰か教えて!教えて!(笑)
「助けて!助けて成瀬君!」
がわかれば成瀬派の筋は通る気がします。
ごめんなさい、私も論点広げちゃった?
西崎のN、これも実はわかりませんね~
ひまわりさん、
いや、安藤でもいいんですよ。私は自分の身近に実際に安藤と同じ行動をとる人間がいたら、嫌悪するだろうと言っているのであって、物語のキャラクターとして安藤を嫌っている、という訳では無いんです。ただ、登場人物達が彼をどう評価するのか?は基本自分の感覚に基づいて判断している、という意味です。
ただ安藤説を私が取らない理由は、この嫌悪とは全く別の、ロジカルな論理展開から来ています。その根拠はスカイローズガーデンの際の杉下の偽証以外にもう一つあって、実は作戦参加そのものが杉下に安藤に対しての感情が無い証拠なんですね。
ここもカモフラージュされてますが、本当に杉下に安藤に対する感情、配慮があるなら、西崎の作戦に協力出来ないはずです。
杉下と安藤は若いカップルとして野口に接近し、その偽装は事件時でも続いています。奈央子は懐疑の目で見てましたが。つまり野口は二人が恋人関係であると認識している訳です。
仮に杉下に安藤に感情があったと仮定してですが、作戦の現場には杉下がいる。西崎が奈央子連れ出しに成功しても失敗しても、野口には杉下と成瀬が西崎への協力者である事がバレる。実際に作戦会議で『その時は私が体当たりして成瀬くんを助ける』と言っていますから、杉下もバレる事は折り込み済みです。いくら安藤は作戦を知らなかった、と主張したところで部下の彼女が自分の女房の強奪騒ぎに噛んでいた、となった際の野口の安藤に対する処遇がどうなるか?
当然これくらいの事は予想出来ますよね?彼氏の事が大事なら。
『安藤はこの事は知らないから』と、言ってさも安藤に対する配慮がなされているように演出されていますが、実は安藤に対する配慮というのは無きに等しい。つまり逆説的に安藤に対して杉下は気が無いから、こういう推論に全く思考が回っていない、という論理展開になるんです。
偽証部分については迂回的な解釈を見た事はあるんですが、この作戦参加部分に関しては、何処にも指摘されたものは見た事が有りませんね。
だから…杉下の偽証受け入れタイミングと併せ、この杉下の作戦参加の安藤への影響の配慮のなさを考えると、安藤説は私の中ではどうやっても成立せんのですよ(笑)
こんばんは。
昨晩コメントの投稿をしたのですが反映されていないのは、なんでかな?
何かやっちゃいましたか?
motoさん
確かに西崎への答えは拒否ですね。成瀬が指示した直後、希美は何かに気づいたような、ハッとした表情をしますよね。この時、成瀬の放火事件蒸し返しに恐れを感じた?それとも「成瀬くん、ごめん」の時点、すでに恐れていた?motoさんはどんなふうに受け取られていますか?
先読みに関しては、motoさんの分析が正しいと思いました。成瀬の先読みは、希美よりもはるかに上手。情報量は西崎の方が上だから、成瀬よりも西崎が先読みしている、だから希美が後手後手になっている。実は、希美よりも西崎、成瀬が情報量上な部分ありますし。納得しました。
西崎のNは…奈央子。私も9割そこで落ち着いてるんです。…が、少し引っかかるのは、警察での西崎の供述場面ですね。ここでの西崎の言葉、全て嘘のように思えるんです。唯一真実なのは、「杉下の同級生に通報してくれと頼んだ」、ここだけ。この部分には、例の服だけ色づけされたシーンが入ります。
これは、希美と成瀬の供述場面でも同じ法則が成り立ちます。出身地、職業以外は、この色づけされた服のシーンが入る部分だけに真実がある。安藤はその逆。安藤の供述中の回想シーンは全てに色がついてます。つまり真実です。しかし、回想シーンの入らない最後の「何も聞いてません」、これは嘘ですよね。
まだ、ぼんやりとした考えでしかないんですが、この服だけ色づけされたシーンは、その色づけされた人物が、事件当時実際に起こした行動、台詞なんだと思うんですよね。でも周りがセピア色なのは状況や、それまでの経緯が嘘だから。そして全てがセピアのシーンは、全てが嘘の証言として入っていると思うんです。そうすると、警察で堂々と宣言した「奈央子のことだけを思って」が嘘になる可能性もあるのでは?
Nの世界では、視聴者が嘘だと知りえる場面では、登場人物が嘘をつく。希美に奈央子のためにと言っている西崎も、それ以前に警察での供述シーンや10年後の高野との会話を持ってきたことで、その発言が嘘の可能性もある、そんな暗示にはなっているような…なっていないような。
あと事後処理の西崎、ちょっと意地悪な気がするんですよ(笑)希美と成瀬への偽証の提案の仕方が違う。これは何故なんだろう。あと、防犯カメラ。これも絶対何か製作者の意図がありそうなんですけどねぇ~。まだ私の中でスッキリしないスカイローズガーデン。謎解き続けてみます。
成瀬と早苗に会いに行く動機の関係について
motoさんが以前考察されていた、罪を『赦す』の連鎖は、罪を『赦される』には適応できないのでしょうか?
ここまで、書いてmotoさんの投稿もう一つ入ってました。
作戦会議のシーンが安藤がNでない根拠というご指摘について
私も実はここ結構大事な場面だと思っています。motoさんの希美にとっての安藤への配慮が欠けるという見方。私は希美にとっての成瀬への配慮が欠ける、その根拠の一つがこの場面なんです。
ここの場面の希美、あとあとの場面との兼ね合い、非常に大事だと思ってます。
しのぶさん
コメント読みたいです!!(> <)お手間じゃなければ、ぜひもう一度お願いします!
あと、スマホで投稿しようとすると、なぜか公開ボタン押すと全部消えるんですよ~
私のスマホ、もう交換時期なんでそのせいかな~と思ってたんですけど、関係ありますかね?
しのぶさん、
スパム判定されていました。
このプラットフォーム、どういう判定基準かわからないんですが自動でスパム判定する機能があって、そっちに入ってました。
解除しましたんで、報告します
motoさん、お手を煩わせてしまって申し訳ありませんでした。お気遣いありがとうございました。ひまわりさん、上の方にコメントあります。お2人のやり取りがとても楽しくて、ちょっとノリノリになってしまたので(恥ずかしい!)、スパム認定されてしまったのかな?
上に書いたように希美の「助けて」が何から助けてなのかよくわからないのです。ご意見伺いたいところです。
後、ひまわりさんにいただいたご質問、初めて見た時の感覚と違和感、motoさんとひまわりさんのお2人のやり取りに凝縮されているような気がします。例えば「親起源」か「成瀬起源」かとかどちらともとれるような作りになっている、この辺りも結構猛烈な違和感でした。後全体としてはスカイローズが本丸のはずなのに、さざなみ放火がほぼ同等の位置付けになっていたりするのだけど、二つの事件、いったい何の関連があるの?とか、放送時は猛烈な違和感でした。あと本音を言うとスカイローズの手繋ぎの意味とかいまだによく分かっていません。さざなみ手繋ぎと対になっているのでしょうけど。
細部を見渡せば、それこそ書ききれないくらいそこここに違和感があって、でもシンプルに感動したりもする、不思議なドラマですね。
後、ひまわりさんも気になったという、motoさんの安藤に気がない証拠という場面、というか私の場合、作戦会議全体、ですかね。この人たち一体作戦をどう収める気だったのだろう、そのあたりもぼかしていたところも違和感の一つで、希美がその場の思い付きで言った言葉だけでは、安藤に気がないといえるのかな?とか…。(確かにその場では安藤に対する配慮は全く感じませんでしたが=安藤が心にいない、ともいえるのかな~?)
原作では安藤に対する配慮もちゃんとあるんですよね。原作とドラマの関係性も定かでないので何とも言えないのですが。
ひまわりさん、書いたコメントが一瞬で消えることって私もよくあります。あの時の脱力感って放心状態に近くないですか。
色々すみませんでした。また来ます!
ひまわりさん
もしかしてiOSにChromeですかね?
ブログのプラットフォームはGoogleのbloggerなんですがChromeだと不安定な動作を経験した事が有ります。
Safariが使える環境であればそっちを使ってみるといいかもしれません。Safariの方が安定している気がします。しのぶさんも同じ経験をされているようですので、よくある事のようですね。
テキストエディタやメーラーで先に書いてから、コピペはどうですか?
色の演出、嘘か真実かですか。成る程。今度見直してみよう。取り調べのシーンは飛ばし対象なんで(笑)
西崎の偽証提案の仕方が杉下と成瀬で異なる部分ですが、一つは演出意図だと思います。
成瀬は真実を知らないまま、さざなみでの杉下の行動そのままに偽証した、と視聴者に取らせたいんだと思いました。そうした時に製作者は視聴者に何を隠蔽したかったか、が問題になるんですが、それは今ちょっとわからんですね。というのも私がドラマの謎解きで一番最初に解いたのがこの成瀬が事件の真相を何処まで理解していたか、だったんです。だから、成瀬が何も知らない、という前提での推理でどう展開するか、というのをやった事がないので、即答できないですね。とにかくこの論考の一番の基礎は成瀬が真実を知っていた、からスタートしています。
防犯カメラは確かに回収されて無いような気がしますね。話の流れからいったらむしろあれはいらないように感じます。
早苗に会いに行った杉下の動機は、ベクトルが逆転したので、従来の理解では多分説明できないですね。ただ未検証です。再構築が必要でしょう。
作戦会議で杉下の成瀬への配慮が足りない、というのは?
私には随分と杉下が成瀬に気を使っていたように見えます。ひまわりさんが言われるのはどんな部分ですか?教えてください。
しのぶさんへ
杉下の『助けて!成瀬くん』ってわかりずらいんですかね?ひまわりさんもそうだったけど、私はここ結構シンプルにとっているんです。でも確かに成瀬を状況に引き込んだ心理、というのは他でも疑問が出ていた記憶があり…私が単純過ぎるんかな?(笑)
でも現実的には杉下には成瀬以外の選択肢は存在しなかったんです。
スカイローズガーデンでは密室に閉じ込められた。何もしなければ状況は変えられない。とにかく外部と連絡を取る必要がある。
連絡を取る相手として成瀬を除けば残りは三つ。一つ目は警察。二つ目はコンシェルジュ。三つめは安藤。
一つ目の警察。
警察が密室であった事を直接知る事になりますから、警察は密室状況下での殺人事件として捜査します。夫妻の心中と主張しても警察は取り合わない。鍵を掛けたと想像される安藤も嫌疑の対象となる。警察が直接的に鍵が掛かっていたという事実を知っている以上、安藤は言い逃れが出来ない。安藤が計画の存在を証言しうる存在であり、杉下と成瀬の関係が辿られて結局は成瀬もさざなみの件が蒸し返される。
二つ目のコンシェルジュ。
コンシェルジュはそのまま警察への通報となり、警察へ連絡した場合と全く同じ状況となる。
ここまでの状況は警察が直接的に鍵が掛かっていた状況を知ると結局は成瀬も護れないという事。つまり成瀬を保護したくとも、鍵が掛かっていた、という事実が警察が直接的に知ると、いかなる言い逃れも出来なくなる、という事。
三つ目の安藤。
その状況に陥っているのは鍵が掛けられているから。安藤は鍵を掛けた事が濃厚な人物。今陥っている状況を抜け出す為に頼る人物として杉下には選択出来ない存在。
つまり、成瀬以外に選択肢は無かったんです。偽証の受け入れは別としても、成瀬が鍵を外す事が杉下には成瀬を護るための唯一の可能性であり、あのタイミングで成瀬を頼らないと結局は安藤が部屋へ現れる事になりますから、時間との勝負だったんですね。
スカイローズガーデンでの手つなぎは、杉下のN=安藤と誤解した成瀬の、杉下に対する怒りの決別宣言です!世間の理解の真逆でその方がオモロイでしょ?
しのぶさんの指摘されていたゴンドラでの杉下の心理変化のうち、
『ちゃんと私の足元は世界の果てまで繋がっている…』
についてです。
ゴンドラでの『野望』が実現して、『究極の愛』も成瀬に対して働かなくなった。それなのに杉下は成瀬にポジティブな接触を取ろうとしていない。この問題を考えていたんですが、しのぶさんの指摘が当たっているように感じます。
『ちゃんと私の足元は成瀬君の足元に繋がっている』
杉下にとって、『野望』を実現する事が彼との繋がりを確かめる代理行為だったんだと思うんです。その野望が実現した時、成瀬との繋がりを確信したんでしょうね。大地が世界の何処にでも繋がっているのなら、その上には必ず成瀬が存在しており、成瀬の立つ大地と自分の立つ大地は常に繋がっている、と確信し、精神的渇望が充足された。ある意味満足しちゃったんだと思います。
motoさん
iOSにChrome?ごめんなさい、機械音痴です(_ _;失敗してからはwordで下書きしてます。motoさんがMotoさんに変換されるのは慣れました(笑)
すみません、西崎の供述場面、一つ見落としてました。「同級生に通報してくれと頼んだ」の成瀬以外に、野口が撲殺される瞬間のシーン、野口の服に緑色ついてました。ここの台詞は「殺意はあったよ」なので、ナイフを持ち出した時の心情ととっています。
成瀬と早苗との再会動機の結びつき、希美のNによって解釈変わりそうですが、私も自分の解釈がまとまってないので、検証していきたいと思います。
作戦会議について。しのぶさんも書いてましたが、この作戦を3人はどう収める気でいたのか、まずこれを考えてみました。
まず作戦会議での3人は、人妻略奪ではなく、あくまで奈央子を夫のDVから救うことを目的としている。そして、おそらくゴールは「西崎(不倫相手)以外の第三者が、野口が暴力を振るう夫である事実を確認すること」なんじゃないかと。
奈央子を連れ出すことに失敗したとしても、奈央子、西崎、成瀬、希美の誰かしらに怒りの矛先が向き、野口が手を出した時点でこの作戦は成功。野口が全く怒らず手も出さずという状態だったとしても、原作のようにとりあえずドアチェーンの写真を撮る、でよいのかなぁ。あとは警察へ通報なり、DVの専門機関に相談なりを適切に行えば、奈央子の現状が改善されると考えた。DVは直接罪に問うことはできないみたいなんですよね、でも程度によって暴行罪、傷害罪、殺人罪になるそうです。野口が奈央子にしているDVは、公になれば十分罪に問われるべきレベルのもので、それを西崎は確認済みですよね。
これを前提にいきます。私が成瀬への配慮が足りないと感じる点。motoさんの安藤への配慮が足りないという指摘とほぼ同じです。まずは、職場での立場悪化じゃないでしょうか。それから、西崎の「傷害事件」、成瀬の「警察へ通報」という言葉を聞いた後、希美の「あとは私と成瀬くんに任せて」の言葉です。放火の罪と詐欺の罪を背負っている成瀬に、また警察沙汰になるかもしれない事に巻き込もうとする判断、ですかね。
安藤についてですが、上で書いた作戦のゴールが前提であれば、野口との関係は完全に悪化するでしょうが、職場での立場は安泰だと思います。逆に野口の立場は悪くなるでしょう。配慮はされていると思います。
しのぶさん
初見の時の感覚や違和感について教えて頂きありがとうございました!本当に細部を見れば見るほど新しい違和感や発見があって、つきないですね(笑)
「成瀬くん、助けて」で希美は何を成瀬に求めたのか
motoさんのお答え、「鍵を外せるのは成瀬以外の選択肢がなかった」、これが全てだと思います。時間との勝負、ここも納得です。あとは、何の(誰の)ために希美は成瀬に鍵を外させたのか、でしょうか。
う~ん…「助けて」の時点でどこまで頭が回っていたか分かりませんが…、それでもまず、西崎と自分の嫌疑を外すことを考えたのではないかと。安藤が鍵をかけたかどうかはまだ確証がないので、優先順位としては閉じ込められた2人なんじゃないかなと思います。
スカイローズガーデンでの手つなぎは、成瀬が「杉下の罪を共有すること」だと思います。ついでに私は、手つなぎはしてないけど、西崎も「杉下の罪の共有」をしていると思います。
わずかな可能性を信じて、西崎のNは奈央子じゃなくて、希美という路線でいってみようかな(今、決めた)。よって、成瀬も西崎も「杉下の罪の共有」を目的として偽証した!motoさんじゃないけど、私なりには結構オモシロイでしょ?‥なんだけど、難しいかな(笑)
ひまわりさん、スゴイ!やっぱり頭いいですよ。ひまわりさんの指摘部分についてはまたちゃんと考えてみます!
今日は西崎のNについて。
西崎のNは最所から最後まで母親ではないかと。小学校時代の西崎の姓は「西崎」。とすると母親の姓も西崎でしょう、まず。(よってN)
西崎は母親に痛めつけられた行為が「愛」なのか、自分がそれを許容することも「愛」なのか、間違っているといいながらも信じたい、常にその呪縛から逃れられずにいた。「愛による呪縛」は希美以上に強いのかもしれない。
ちょっとそんなことを考えてしまいました。
でも~
西崎のN=希美、これはまたぶっ飛んでいて面白いですね!
あ、すみません。たった今確認しましたが西崎の父親姓が西崎でした(汗)。
よって西崎の母親は名前が、ナツコとかナミとかにしておいてください(滝汗💦)。
奈央子の後ろにいる亡霊ってとこかな。
ここまいっぱいになりましたね。
次を用意してありますので、そっちに移りましょう
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