2015年4月19日日曜日

西崎は外鍵をかけたのが安藤であるといつ認識したか


Nのために 論考

西崎は安藤が部屋に入ってきた時点で安藤に対して、「逃げられなかった」と説明している。
これは(安藤が鍵をかけたせいで)「逃げられなかった」、という状況説明である。

安藤は西崎と顔を合わした時点で西崎、杉下、成瀬の三人による何がしかの計画に気付いており、”杉下の同級生も噛んでいるのか?”と西崎に問いただしている。
それに対して西崎は成瀬が杉下の究極の愛の相手である事を安藤にこたえた。

野口との玄関でのもみ合いの中、外に脱出しようとした西崎は外鍵が掛かっており脱出できない事を理解する。

この時点で既に西崎は安藤が成瀬への嫉妬から外鍵をかけた事を認識していた。

1 件のコメント:

motoさん さんのコメント...

これはこれでその通りなのですが、最近気づいた事項としては、西崎が外に逃げ出す事が出来なかった状況を奈央子も見ていた訳で、ひょっとすると奈央子も外鍵がかかっている状況を理解していた可能性がある事に気づきました。これは野口も同じです。

二人に仮に外鍵が掛かっていた、という認識があったとして、もしかしてその後の二人の行動に何がしか影響があったのか?は考えてみてもいい問題かもしれません。