杉下の『究極の愛』がスカイローズガーデン時には成瀬に対して働いていない理由について、結構真面目に検討して、一つの発見がありました。
杉下の『究極の愛』の変換因子の中には実は時間に関する条件が存在したんです。
杉下の『究極の愛』の心理変換機構は以下の構造です。
A-1.(入力)成瀬が好きで堪らない
A-2.(制御因子)成瀬に遭うのは成瀬の利益にならない
A-3.(変換)成瀬に逢えない
A-4.(出力)悲しい
B-1.(入力)悲しい
B-2.(制御因子)成瀬が好きで堪らない
B-3.(変換)成瀬に遭うのは成瀬の利益にならない
B-4.(出力)成瀬に遭わない、遠ざける
そして
A-2.B-3.『成瀬に遭うのは成瀬の利益にならない』
B-4.『成瀬に遭わない、遠ざける』
の変換因子は実は時間に関する条件が存在していたんですね。
つまり
A-2.B-3.『(今は)成瀬に遭うのは成瀬の利益にならない』
B-4.『(熱りが冷めるまで暫くは)成瀬に遭わない、遠ざける』
これが島を出るまでの杉下の感情。
そしてそれが長期化する中で(熱りが冷めるまで暫くは)が(『野望』が実現するまで)にいつの間にか、すり替わったんです。だからゴンドラ後はシステムが呼び出されたにも関わらず、『成瀬にあってはいけない』という抑制が働いていないんですね。
そしてこれは杉下自身も気付いていなかったのでしょう。もし自分で気づいていたなら、ゴンドラの後自ら成瀬と接触を取ろうとした筈です。でも自らは動いていない。
だからこの心理は杉下自身も知らない深層下の心理なんですね。
参照
杉下の『究極の愛』の構造 その1~2
0 件のコメント:
コメントを投稿