成瀬が安藤にいった『杉下があの時考えていたのは安藤さんの事だと思います。あなたを護ろうとしていました』の発言意図です。
これがこのシーンで最後まで解けていない謎です。
成瀬の上記の発言の出処はわかっています。
成瀬は杉下が安藤の事で野口から追い込まれた結果として、野口に計画をバラした事、そして、それが杉下の勘違いによる事まで認識していました。
そしてその後の『あなたが杉下の傍に居てくれてよかった』の発言が次の課題で、これが解せなかったんですが、桃さんとMacさんのご指摘から、その発言の出処と成瀬の意図が整理出来ました。
これについては以下の通りです。
成瀬は杉下の部屋を訪れた最初の日、『杉下も変わらんよ、むしろ今のほうが…』と発言。
西崎が乱入し、この後の言葉は不明であるが、『むしろ今のほうが、明るくて綺麗、魅力的』といったニュアンスの言葉と推測されます。
成瀬としては、なぜ杉下がそのように変化したかと考えると、プロポーズする意向をもっている事をしった安藤の影響と思われた。杉下がそれを受けるかは不明であるが、少なくとも安藤がそのような意向をもつほどの関係性の中での変化と成瀬は理解していた。
しかし事件において安藤は自身のエゴ(杉下が自分と成瀬のどちらを頼るかを知りたい)から外鍵を掛けるという危険な行為を行ってしまい、成瀬も安藤に対して嫌悪感を持った。
10年が経過し、さざなみの真実が明らかとなり、父親を赦す事が出来た事、そして杉下を利用した事を杉下に赦された。これが契機となり成瀬も安藤を赦す事が出来、杉下の変化を導いた安藤に対して、『あなたがいてくれてよかった』と発言した…
大分すっきり致しました。この部分はこれでOKだと思います。ここが一番ハードルが高そうだったので難儀していたんですがスッと入ってくる論が成立しました。
続く…
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