杉下のスカイローズガーデン当時の『究極の愛』の対象は西崎です。
しかしそれは殆どドラマ内の情景描写としては描かれていません。ですので殆どの視聴者はその可能性にさえ気付いていません。
しかし杉下のN作戦2における魂胆は、究極の愛の相手である西崎に成瀬と共に協力した上で、西崎に対する気持ちにけりを付け、成瀬との関係を再開させる事であったのは間違い有りません。
そして西崎は杉下の自分への気持ちに気付いていた可能性が有ります。
N作戦時、作戦への参加を渋る安藤に対して西崎がなぜ野ばら荘を守ろうとするのかを話しています。その際、大家から聴いた情報として杉下の家庭環境を説明している。父親が愛人を連れ込んで家を追い出された、という事情についてです。
その前段が有って、奈央子と自分との関係を杉下に話した際の杉下の反応も知っている。杉下が強く拒否反応を示したのは、杉下自身が経験した父親の不貞から来ている事も理解出来る。
それでも尚、杉下が奈央子救出の為に力を貸してくれる姿勢を示した事を見て、どう西崎が捉えるか?
西崎は成瀬が杉下の『究極の愛』の相手である事を知っています。杉下の中に成瀬が大きな存在であり続けている事も、杉下の母親が野ばら荘に訪れた際の事で知っている。
杉下が成瀬と関係を復活させる事だけ考えれば、自分へなど協力せず、成瀬との関係再開だけ考えればいい。実際杉下は成瀬を作戦に参加させる事を渋っていた。それでも尚そういった情報を自分に与え、彼女自身が作戦に関わろうとする姿勢を見た時、西崎は杉下の気持ちに気が付ける。少なくともその可能性がある、という事は認識できるのです。
成瀬の杉下の中での大きさは西崎にも理解できていますから、確信までは行かずともそういう可能性を否定できない、と西崎は考えていたと思います。
参照
杉下のN
N作戦2における杉下の魂胆
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