2015年9月18日金曜日

成瀬の『杉下のN=安藤誤解説』への転向

成瀬の『杉下のN=安藤誤解説』への転向

これまで私は成瀬が杉下のN=西崎と誤解した、という説をとっていました。それを転向する事になりました。

正確にいえば上記の、成瀬が杉下のN=西崎と誤解したという認識を捨てた訳ではありません。これは今も生きています。ですが、その誤解に加え、成瀬が杉下のN=安藤と誤解したという説を受け入れる事と致しました。

成瀬が杉下のN=西崎と誤解した説で、一つ自分でも弱いな、と考えていたのが、成瀬が独自判断で島へ還る事を杉下と接触する前に決めていた事です。

西崎を思う杉下の感情に介入しない。なぜなら西崎は杉下とは接触出来ないから。西崎が出所した後改めて杉下にその選択を委ねる…
当初はダメ元だから杉下がついて来るならOK、西崎を選んでもOK、杉下が一人での生き方を選ぶならそれも良し、と考えて先に線を引いたと考えたんです。

ですが、自分では思ってもみない反論があったんです。
成瀬は杉下のN=安藤と誤解した、とする説を頂いたんです。
これは、そんなバカな、というのが当初の反応でした。
成瀬は事件の真相を完全に理解しており、論理的に判断すれば安藤と誤解する訳がない。そもそも密室を作った人間をかばう人を、その人のため、として身を引く、手を取るなど出来るはずがない!という理解だったんです。

そんなんでいろいろ議論していたんですが、その過程で成瀬の面白い特徴に気づいたんですね。その特徴というのが『杉下の成瀬に向けられた意思、行動の意図を読み間違える』というものです。具体的にはさざなみでの『ばかやろう』『ひきょうもの』の誤解です。

この特徴に気づき、これがスカイローズガーデンでも出てしまった、という事に気がついたんです。
杉下の安藤入室拒否行動と外鍵の隠蔽依頼を見て、成瀬は杉下のN=安藤と誤解したんですね。
これは実はこの行動だけ見て判断した訳では無いんです。
一つは安藤が杉下にプロポーズする意思がある、と言う事前の情報があった。そして決定的だったのが、杉下が野口から安藤を庇う意図で作戦のことをバラしていた事を成瀬が解っていた事なんです。
そう、成瀬は視聴者と全く同じミスリードをしてしまったんです。

続く…

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