2016年1月25日月曜日

立体パズル論 その一

原作者が描こうとした立体パズル。その意味のイメージが何となく掴めて来たような気がする。

当初、この意味はさざなみとスカイローズガーデンにおける各キャラクターの配置とその役割のシンメトリー性、及び行動動機、原因、結果のベクトル の逆転について言っているものだと思っていたんですね。
でもどうやら違うようなんです。

今の感覚は上記のような両事件のシンメトリー性、真ん中を折って構成されるベクトルの違いから生じるでこぼこ(つまりそれは立体になるわけです が)を言っているのではないと感じています。

今のイメージは、むしろ人間の脳内に存在するニューロンネットワークのイメージに近いものです。

ここで脳神経科学を論じるつもりはないのですが、こんなイメージです。
仮に、各登場人物を色とします。杉下は黄色とします。
次に登場人物の行動(アクティビティ)をニューロン(神経細胞)とします。
その神経細胞には、幾つか性格の異なる腕がある。腕が持つ性格とは、以下の二つです。
一つが原因。もう一つが効果です。原因はニューロンの入力系です。そして効果が出力系。

そして意図は各ニューロンの中に隠れている。ブラックボックスです。ある意味、入力と出力の間に存在する変換機構と取っていい。

続く…

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