私がこのドラマにはまった一番のポイントであり、私の謎解きのスタート地点でもあります。
二つに事件では、同じ役割を担ったキャラクターがそれぞれに配置されたいました。
しかし、それを動的に観察すると、相互に原因・意図・行動・結果・時間を反転させた対構造となっているんです。さらにはさざなみにおいては勘違いからその構造にねじれが発生してしまい、さらに解りづらくなっています。
これはかなり複雑な構造で、製作者が徹底的に作り込んだ部分です。ドラマの真相を理解する上でも重要です。
その上で、さざなみは”偶然と勘違いと思いやりによる美”を、スカイローズガーデンでは”必然とエゴと打算による醜”を描き出している、というのが2つの事件の対称性・対照性です。
2 件のコメント:
他にも杉下の母親と野口の妻とか、成瀬と安藤とか、いろいろありますね。
さざなみの美も、最後は成瀬の告白によって、崩壊してしまうんですがね。
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