西崎のN=奈央子です。
ですが、もし西崎のN=杉下であるなら、凄くドラマの設定して美しい、と夢想してしまいます。
もし西崎のNが杉下なら、成瀬、西崎、安藤のNが全て杉下という事になり、なおかつ西崎が安藤は杉下を庇う意図から、自らの外鍵を掛ける行為ほか作戦の存在を自ら捜査機関には喋らない事を認識し得た場合、ドラマ冒頭で西崎が弁護愛に語ったとされる『全てはNのために。俺たちがやった事はそういう事だ』という文言が、一般的なドラマの作りとしては非常に美しいように見えるんですね。
全ての男性キャラが、たった一人のヒロインを皆んなして護る、というメローな構造です。
そうであれば、西崎のいう、〝俺たち〟の中には安藤も入ってきて、なんか丸く収まる的な。
ですが、今のところ西崎のN=奈央子をひっくり返す証拠、もしくは論理的整合性を持って成り立ちうる可能性がないんですよね。杉下の西崎に関する感情は何がしかの証拠と気づき、推論で論が成立するんですが。
本当に西崎のNが杉下なら、面白いな、と期待する面もありつつ、それだとドラマで一貫して貫かれていた、テーマがぶっ飛んでしまいそうで、やっぱりそれは無いんだろうな。
でも、公式サイトでも有った、〝西崎は全てのNを護るため自らの犯人になった〟的な論は、基本的にはタイトルによる原因と意図と効果・結果のすり替え誘導によるものと理解していますが、この『全てはNのために…』のくだりへの、ある種の期待から来ているのかもしれません。
参照
『すべてはNのために 俺たちがやった事は…』のNって誰?
『すべてはNのために 俺たちがやった事は…』の俺たちって誰?
安藤のNは杉下と言っていいのか? その二
ミステリーとしての仕掛け その一 タイトル
0 件のコメント:
コメントを投稿