ガルちゃんの考察を読んでいて、不思議な論を見ました。
成瀬が安藤のプロポーズの意向を知って、安藤と杉下が恋人関係である、と成瀬が誤解したという論です。
ここで一つ前提としたいのが、成瀬は他人の行動意図を、それが杉下の自分に向けられたものでない場合には非常に正確に類推出来る、という特徴があります。
この前提に立った上でこの時の成瀬の類推を追ってみたい。
成瀬は安藤と野口が会社で直接の上下関係である事は事前の打ち合わせで知っている。そしてプロポーズ予定が野口からもたらされた情報であるから、野口も安藤と杉下をそういう関係だと理解している。
杉下が安藤に恋愛感情があるなら、自分が野口からそう見られている事を当然理解しているはず。杉下が野口夫妻の間に介入したら野口にも当然知れる。杉下は恋人たる安藤が置かれる立場をどう考えるか?自分の行動で恋人たる安藤の野口に対する立場が悪くなる事が予想されるわけで、恋人たる杉下にそれが許容出来るか?と考えると、成瀬には杉下には安藤に対してそのような感情はない、という結論になる。
だからプロポーズの情報を聞いて成瀬が、杉下と安藤が恋人関係であると誤解する事は無いんです。
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