杉下の『究極の愛』とは溢れる杉下の成瀬に対する感情から杉下自身の精神を保護する為に形成された精神保護機構です。その自分の中にあるシステムに杉下自身が付けた名前が『究極の愛』。
今日はその詳細な構造について書きたいと思います。
そのシステムは以下のような構造です。
A-1.(入力)成瀬が好きで堪らない
A-2.(制御因子)成瀬に遭うのは成瀬の利益にならない
A-3.(変換)成瀬に逢えない
A-4.(出力)悲しい
B-1.(入力)悲しい
B-2.(制御因子)成瀬が好きで堪らない
B-3.(変換)成瀬に遭うのは成瀬の利益にならない
B-4.(出力)成瀬に遭わない、遠ざける
Aは通常の心理作用です。ですがこれではいずれ強すぎる成瀬への思いから杉下の精神が持たなくなる。そのためにもう一段の変換を強いられた。それがBの変換機構です。
注目して欲しいのは4.の出力が後段の入力になっており、また前段とは制御と変換が前段と後段で入れ替わっている事です。
この二段階の変換機構が成瀬との棚田での別れ以降に杉下の中に形成された。
お気付きの通り、A-4.とB-1.、A-2.とB-3.、A-1.とB-2は同じです。
ですので単純化されて、A-3からB-3は隠蔽されたんですね。
そして単純化された心理変換機構が以下のとおりです。
A-1.(入力)成瀬が好きで堪らない
A-2.(制御因子)成瀬に遭うのは成瀬の利益にならない
B-4.(出力)成瀬に遭わない、遠ざける
つづく…
0 件のコメント:
コメントを投稿